1波目ブレイクエントリーと3波目押し目買いの両獲りエントリーの手順。大事な切り上げ下げラインの活用法

どうも、モズです。

今回は伝承記卒業生さんのEURCADトレードの紹介です。

1波発生を見極められるブレイクポイントからのブレイクエントリー、3波目発生時を狙う押し目買いエントリー、といった理想的なトレードをされていたので是非参考にされてください。

特に文句のつけようが無いトレード内容だったのですが、状況を見て注意しなければならない点などがあるのでその辺を補足材料として補足解説を入れていきます。

特に後半の両目線シナリオによる切り上げ下げラインの使い方についてはしっかり見ていってもらえたらと思います。

ではいってみましょう。

伝承記卒業生EURCADトレード

補足解説

ということで、ここからは僕のチャートで見ていきます。まず週足から確認しておきます。
記事を書いている今現在(8月27日)のチャートになります。

現状週足レベルでも上昇トレンドが発生し、週足高値を更新した後というのが今回のトレードの場面になっています。

 

 

続けて日足でも確認してみます。

 

日足でも完全に上昇トレンド中。直近の2Dライン上限を目指していっているように思えますが、一旦週足のラインに阻まれて現在落ち始めているといった感じです。

 

上画像のようなイメージで、長期的な強いトレンドの流れが出ている状態で、日足や4時間足レベルでトレンド更新が起こった場合、強い抵抗ラインによって押し戻されたとしてもそのままラス押しまで下抜けてくる(V字転換)というのはそうそう起こりません。

強いトレンドが転換してくるという時は大体の場合でトリプルやダブルトップといった典型的なチャートパターンを形成してくることがほとんどです。

「トレンド更新をした場合、もう一度はその最高値安値付近まで試しに来る」という特徴が出ることの方が多いということを頭に入れておくことでトレンドフォローのエントリーというのがしやすくなります。

再度トレンド更新をしていくのか、ダブル系の形になるのか、78.6付近までにとどまるのか、ケースバイケースですが大体の場合で78.6付近までは最低でも来ることが多いです。

こんな感じですね。

先週やっていたドル円のトレードもこれと全く同じ原理で狙っていました。

トレンドフォロー時のウォルフ波動に気を付けろ!ドル円反省トレードと今後のドル円展望

2024年8月25日

 

高値更新をした後の押しの動き、これが次に狙っていく時に使う親波になるのですが、この親波がしっかりとわかりやすい節目を付けたトレンドになっていると次の流れもわかりやすい動きをしてくれやすいです。

この親波が綺麗な形になっているかどうか、というのがトレードをしていく上で大事なポイントになるので、「通貨ペア選びの基準」として考えるようにしておいてください。

 

トレンド更新がされた後、しっかりとした押しを付けているというのもポイントです。

今回は直近のトレンドライン上まで押しを付けに来た形となりました。

以前解説したこちらの記事 →「初心に帰るトレード戦略・シナリオの作り方」 の中で解説した上記画像のような場面になっている通貨ペアを監視していくようにしてみてください。

 

エントリーポイント解説

4時間足で見てみると、1本目のエントリー箇所は上画像の場所になるのですが、ここを1時間足にしてみていくと流れがよくわかります。

親波にフィボナッチをあて、0~23.6の間で綺麗に逆3尊を作ってくれています。これをちゃんとダブルボトムと逆3尊として見れていることにセンスを感じます。

これでもかというくらい教科書通りの綺麗な形になっていますね。

 

こんな感じで、ダブルボトムのエネルギー分を消化する形でネックライン抜けの1波が発生し、そこからネックラインへの押しをつけて上昇に繋がっていきます。

 

この時点でトレンド転換となるので、転換初動の1波として勢いが付いてくる場面になってきます。

こうした初動の動きというのは日足や4時間足で見ていると乗り切れない場面になるので、短期足に切り替えて形をしっかり見ていく必要がありますね。

卒業生さんは「このラインを抜けたら(ネックライン)」という場所にアラートを入れてわかるようにしていたようです。真似しましょう。

ネックラインをブレイク(この時点でトレンド転換)したのを確認し、その後一瞬の押しを見てエントリーを仕掛けています。完璧ですね。

 

こうした流れから生まれるのが基本的には僕が普段「切り返しの1波」と呼んでいる流れになってきます。

やっていることは短期のブレイクエントリー手法になるのですが、長期的に見れば押し目買いエントリーですね。

1波ということは基本的にどこまで伸びるかわからないので、最終目標となる直近高値、もしくは78.6までのポジションは残した上で、ある程度の場面で分割決済をいれておくのがおすすめです。

僕は23.6から乗ったのであれば50か61.8付近にある親波節目で一旦分割を入れることが多いです。

 

こうして切り返しの1波が出た後は、続く3波目を出すために必要なエネルギー充填のために2波が出てきます。

この2波が出てきたタイミングで、どういった1波=3波の切り返し1波の波が出ていたのかな?というのを確認しておくといいでしょう。

 

大体の場合で1波=3波となるN字の波が見つかるはずです。このN字をまとめて「切り返し1波」として見てあげます。

そこから2波によって「割れちゃいけないライン」というのが見えてきます。

この割られてはいけないライン(1波の中の3波根本)を割られない状態で2波のトレンドラインを抜けてきたならば、それが3-1波のスタートに繋がっていきます。

今回は環境認識の時点で上目線有利の状況が整っているので、2波トレンドライン抜けから狙っていってもよい場面だったかと思います。

卒業生さんはトレンドを付けた後に押しを付けに来たような場所から乗られたようですね。

1時間足のMAもしっかりとパーフェクトオーダー状態となっていますし、今回のような場面では理想的なエントリー場所だったかと思います。

 

2波トレンドライン抜けから狙っていけない状況と対処法

今回と同じような形になっていたとしても、1時間足のMAがパーフェクトオーダーになっていなかったり、環境認識的に完全に上有利と言えないような場面だったと仮定してこれからの補足を見ていってください。

ここから大事なポイントは、2波のトレンドを切り返す3-1波という波の確認です。

今回の場面において3-1波というのはここになります。

 

緑のラインが切り下げラインになるのですが、まず最初の切り返しの1波が出て、2波が出てきた時点で親波頂点から1波頂点に当てる基本の切り下げラインを引くことが出来ます。

この切り下げラインというのは「未来の下落トレンドライン」です。

このラインによって何を予測していたのかというと、このような流れです。

こうした下落N字の流れを予測するためのラインです。つまりはこの切り下げラインが抜かれるということは、この下落シナリオが崩れるということを意味します。

この切り下げラインを抜けてくることで一気に動いていくケースもありますが、大体の場合で一旦は3-1波の出現タイミングとして見ていくことが出来ます。

この3-1波が、2波の中の3波根本やラス押し戻りをしっかり抜けきっているということを確認してください。

でないと・・・

こういう流れになってしまう可能性があるからです。

今回は左の波が下落1波にはなっていなかったですが、下落1波として見れてしまう状況はたくさんあります。

そんな時に下落3-1波が、2波の中の3波根本を下抜けている場合、さらに下落の可能性が出てきます。

 

先ほどのこの画像を思い出してください。

これは上目線での話ですが、下目線だとどうでしょう。

仮に下抜けていたら、下目線の3-1波が優秀な3-1波として完成されてしまい、次の下落3-3波に繋がる可能性が高くなるわけです。

だからこそ、このラインは上目線において見ておかなければならないラインなわけで、ここから反発していったからこそ上目線においては安心材料が増えたともいえるわけですね。

 

 

今回は1波の高値よりも低い位置で止まった3-1波となったため、更にもう一本切り下げラインを用意できます。これは1波高値から3-1波高値に向けて引ける切り下げラインです。

当然、3-1波によって1波高値をブレイクしてくる場合もあります。こういう時は親波高値から3-1波高値に再度切り下げラインを引くことが出来ます。

 

この3-1波に引いた切り下げラインをブレイクした時点で、3-3波目がスタートします。

3-3波がスタートする場面では切り下げラインブレイクでエントリーをしていかなければなりません。なぜなら動きが確定したという最後の瞬間だからです。

そして1波=3波となる場所と3-1波=3-3波となるラインが同じような場所に来て、なおかつ親波フィボ78.6、節目ラインにも絡むようであればほぼ確実にこのラインまで到達してきます。

ブレイクしたならしっかりそこまで狙っていきましょう。

なので、僕の中でブレイクエントリーというのはトレンドが付く高値安値更新の場面のブレイクではなく、切り上げ下げラインブレイクのエントリーのことを指すことが多いです。

これは「待ち」の作業の中で最後の最後の場所となるので、流れがしっかりわかるような状況であれば必要のない作業でもあります。

待てば待つだけ利幅は減りますからね。

ただその分、確実性は上げられるわけです。

「どっちかな~」っていうような場面で使っていく手法になりますね。

まとめ

ということで、今回のトレード内容を僕なりに補足して解説させていただきました。

トレード内容としては申し分ない内容だったのですが、今回後半で解説したような両目線シナリオでのスイング診断と切り上げ下げラインを利用した認識を持った上でトレード出来るようになれば更に精度の高いトレードを続けられるようになるはずです。

これが出来れば今回のトレードでも用意できる根拠の数が増やせるはずです。

2波トレンドライン抜けから狙っていっていい状況なのか、それとも切り上げ下げライン抜けまで待つべきなのか、中々難しいですがしっかりと状況を判断した上で狙っていけるようになるのが理想です。

両目線シナリオと切り上げ下げラインを活用した認識の作り方については伝承記6巻目で詳しくやっているので、卒業生の方でまだよくわからない方は復習されてください。

今回の卒業生さんのようなトレードが出来るようになりたい方もお気軽に参加申請されてくださいね。参加にあたって僕に何かお金を払うということはありませんので。

では今回はこの辺で。今週も頑張っていきましょう。

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