どうもお久しぶりです。モズです。
色々と忙しくしており、中々記事が書けていませんでしたが元気にやっております。
お休みしていた間も添削や質問メールにはすべて回答していると思いますが、もしまだ返ってきていないよという方がいらっしゃったらご連絡頂ければと思います。
さて、今回は軽くトレード紹介記事です。
直近のAUDJPYでのトレードとなりますが、「直近のトレンド転換の初動部分を狙ったトレード」といった内容になっています。
トレンド転換の初動というのは主に「大1波」の話です。この1波の中にも1~3波のN字が存在し、小1波から小3波でN字トレンドが形成されながら大1波に派生し、そこからさらに大きな3波が生まれていくことで本格的なトレンド転換と繋がっていきます。
全てがそうというわけではないですが、簡単に言葉で表すと大体こんな感じで相場は動いていっているわけです。
この大1波が出てくる段階で合っても色々なケースが発生します。
ラス押し戻りを抜けられる優秀な1波になるのか、トレンドラインを抜いてくるだけのものなのか等です。
どうなるかは出来上がらないとわからないのが1波の特徴でもあるので中々狙い辛い場所でもあるわけですが、良い状態になっているのであればデイトレレベルでしっかり狙っていける場所です。
僕的には今回のAUDJPYは「わかりやすい良い状態」になっていましたので、何をもって「わかりやすい良い状態」なのかを一緒に見ていってもらえると参考になるかなと思います。
ではいってみましょう。
1波はどういう場所から発生する?
そもそも1波はどういう場所から発生する傾向があるのか、というのをしっかり意識しておくといいでしょう。
例えば、「上昇トレンドの1~3波のN字のトレンドがしっかりと完成しきって、上昇のエネルギーを使い果たした後」であったり、「強く大きな節目に差し掛かった時」などがあげられます。

上昇の3波のN字が出終わったからと言って素直に下落の1波が出てくれるのかといえばそうでもなく、4波~5波といった感じでダブルトップを作りにきてから下落1波が出てきたり、下落1波が出てきたと思ったら実はそれは上昇2波だったなんてこともあります。

緑のラインで小さいスイングを書いているのが分かると思いますが、便宜上こういった波を「小」と表し、この小スイングで形成されたさらに大きな波の塊を「大」として表現しています。
この「大」で表現していたスイングも、結果的にはもっと大きなスイングの中の「小」の役割を持つことも多々あるわけですね。
スイングのサイズ感がどうのこうのと普段からよく言っていますが、この部分で混乱される方が多いのも事実だと思います。
結局は慣れなので、なんとなくこんな感じでチャートって動いていくんだなという「前提」だけを頭の中に持っておくだけで充分だと思います。
というのを踏まえたうえで、今回はこういう場所を狙っていきました。

実際のチャートで確認していきましょう。
AUDJPY 環境認識でシナリオ作り
まずは週足で見ていってみましょう。

先ほどの考え方を元にするならば、まずはこんなシナリオが考えられます。

超大きな目で見れば、ここから大きな上昇1波が出ていくかもしれない、という風に見ていけますね。この辺はなんとなくで見ておきましょう。
では次に日足で直近の流れを見ていきます。

「直近の」日足で見れば上昇トレンド中で、もっと大きな目で見れば下落トレンド中であるといった感じですね。
この大きな下落トレンドのラス戻りまで直近は上昇トレンドを形成してきた所、というのが最近の動きとなっていました。

長期下落トレンドのラス戻りを上抜ける(週足で見ていた上昇1波が優秀な1波になっていく)のか、はたまた直近の長期下落トレンドの流れを踏んで再度、直近最安値付近まで下げにくるのか、このどちらかの動きを想定しておくことになります。
その上で、直近のトレードプランを練っていくというのが環境認識ということになります。
直近のトレードプランを考える
先ほどまでと同じような考え方で行くと、直近の動きでは「下落1波」が出ていくかもしれない状態となっています。

ラス押しを下抜けることで優秀な1波として機能していくので、まずはそれが直近下目線での目標となっていくわけです。

ラス押しの下抜け前提に狙っていくのではなく、「ラス押しまでを狙っていく」ことがここでは大切です。
どこまで伸びるかわからないのが1波なわけでなので、慎重に狙っていく必要があります。
慎重に狙いつつ、堅実に狙っていけるような「わかりやすく良い形になっている」場面で狙っていくのが1波狙いでは簡単です。
では実際にそれはどういう状態なのか、見ていきましょう。

この状態を見るだけで色々気付けるように訓練してみてくださいね。
まずは直近下落トレンドの発生。

このタイミングというのが、大1波の中に含まれる小3波目を見ているというイメージです。
先ほどのイメージ図でいうなら赤丸の場所。

この3波目というのも、小さく見れば1波~3波と別れて出てくるため、3-1波~3-3波という言い方をよくします。
なので厳密に言えば、「小3-1波目」が出て、3-2波目が出てきている場面ということになります。

ちなみにこの3-1波も「1波」なので、最初に見ていた考え方が通用します。
N字の完成や強い節目にぶつかった後に1波が出てくるというやつですね。

形がよければこうした3-1波発生の段階を狙って獲っていくことも出来ますね。
今回はそうした状態を経て3-1波が発生し、トレンド発生をした後ということで、直近は下落の勢いが強くなるという予測を建てられるわけです。
更に4時間足の600MA(週足20MA相当)を見るだけでも長期的には下落トレンドだったことも見て取れます。(環境認識の段階でも把握済み)

こうした「流れ」を読むだけでも直近では下落にアドバンテージがあるように思えますよね。
更にここから「形」も見ていくわけです。
主に見ていくのは2波(3-2波)の動きです。実際にエントリーを仕掛けて狙っていくのは3-3波なので、3-2波がどういう形で終わっていくかというのを見ることが大事です。

〇波の中の3波根本という表現をよく使いますが、「3波根本」となっているラインというのは割と強い力を持ったラインです。
こうした強い節目ラインと、今回は親波節目とも重なったラインを上抜けられずに推移しているんだなというのが今回の3-2波となっていました。
ヨコヨコパターンになっている状態ですね。
最終的にはこういう場所から乗っていきました。

結局3角持ち合いでは無かったのですが、3角を形成していたので抜けてきたようなタイミングから仕掛けておきました。
狙いは最初に見ていたように、このラインを下抜ければ優秀な下落1波となる場所。

日足のラス押しまでという感じですね。

という感じで、結局3角を下抜け上抜けのレンジの後にしっかり下抜け、リテストつけて再下落という流れになっていました。
まとめ
基本的には「流れ」と「形」の整っている通貨ペアを見つけて3波目を狙っておけば、そこまで大きな被害は出ないはずです。
例えば同じような流れを形成していた「NZDJPY」の4時間足を見て見て下さい。赤矢印の場所が今回AUDJPYで見ていた場面と同じ時間帯です。

似ているようで違うのがわかるでしょうか。
AUDJPYでは用意できる「勝てる要素」がこちらでは用意できないわけですね。
こういう「形」を通貨ペアごとに見ていき、最適な通貨ペアを選ぶことも大事です。
では今後の目線で見るならばどうでしょう。
AUDJPYは結局ラス押しを下抜けられず、優秀な1波生成は見送りとなっています。

ここから上昇トレンドに戻っていくのか、一旦戻りを見せてからしっかり下抜けて来るのか、というのが来週の動きになっていくと思いますが、NZDJPYはどうでしょう。

なんと、今回AUDJPYで狙ったのと同じような形を作りに来たところで終わっていますね。
とは言え、NZDJPYの方は長期的な上昇1波が出た後の押しの場面となっているのでその辺の注意は必要ですが・・・
ということで今回はこの辺で。
良い週末を!
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