どうも、モズです。
今回も伝承記卒業生さんのトレード紹介とちょっとした狙い方の紹介になります。
「N字が完成したら次は戻る」というのをよく書いてますが、自分が狙っている方向とは逆方向へのN字完成というのを意識して見てみると良いことあるかと思います。
特に2波トレンドを見る際に僕はよく見ています。
例えば親波で上昇のN字を完成させた後に下落1波発生、その後の2波でN字を作ってきて、切り上げラインブレイクからのエントリーでハマることがよくあります。
今回はそんな感じの環境でトレードされている場面になっているので、ちょっとその辺も意識して、自分のチャートと照らし合わせながら見て貰えたらと思います。
補足説明としてブレイクエントリーの考え方等も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ではいってみましょう。
伝承記卒業生さんのトレード内容
《4H で大きな流れを把握する》
長期的には下降 T 継続中。
だが、最安値が同じところ③で止まったので、WB を形成していく流れになる可能性もある。
《4H》
④DT からの下降 T 発生 反応した D2 は細くしていく
⑤で④からの TL を割る
長髭で戻されたこと、すぐ上に未反応のネックラインの D2⑥があることから、このあたりまで
エネルギー補給にいくのでは?と様子を見る。
⑥の D2 付近で揉み始め、切り下げ(白)L と切り上げ L(白)が引けたので、どちらに向かうか攻防を見守る
《4H》
⑦(1 波の長髭を加味しなければ)上昇の N を達成?
→下目線の方が強くなったかな?
15M》
切り上げ L の抜け戻しから SE
チャネルライン直前で勢いが落ち始めたところで決済。
添削内容
トレードお疲れさまでした。
トレンドライン切り下げラインについて引くならという感じで添付画像参考までに。
添付①が週足、②が日足です。
基本的に途中でローソク足を切らないのであればトレンドの起点からトレンドラインは引いておいてください。
そのトレンドラインを抜けたら切り上げ下げラインを当てていくといった感じです。この切り下げラインが次の安値更新によってトレンドラインへと変化します。
ダブルボトムを作るならばこの切り下げ抜きがまずは第一判断材料になってきますね。
そして週足で見たらわかりますが、現状大きなダブルトップをつけて大きな下落1波発生中といった状況です。
直近のダブルボトムを警戒しつつも大きな流れ的には大きな下落1波の流れの中にいるということを意識して、下目線優勢のイメージで狙っていけばよかったと思います。
添付3の最初の1波から見た3波目標もまだ到達してませんし、トレンドラインと接する部分を3波起点とするならば添付4のようなイメージになるのでまだ先といった感じです。
そして添付5にように、トレンドライン抜けの1波に対して引いた切り上げラインブレイクから乗られたということでとてもよいトレードだったと思います。
ここから狙うとしても黄色のライン(親波1波の中の3波根本)です。ここは上目線において抜かれてはダメなラインになるので必ず反応してきます。
この手前の節目ラインで分割を入れて黄色ラインまでは利益確定状態で泳がせるくらいのトレードでもよかったかなと思います。
補足説明
今回のトレードで獲っていけた場所というのがこの場面になります。
ラス押しまでで一旦利確をし、抜けたら抜けたで黄色の3波根本まで最終で狙っていけたような場所でした。
トレンドライン抜けの1波に対して切り上げラインを引いておいて、そのブレイクからのエントリーという形です。
この時にもちゃんと1波のトレンドラインを抜いてくる2波が出ているのがポイントです。
ラス押しを下抜けるような1波ではないのですが、今回のような形であればラス押しを下抜けるまで待っているといつまで経ってもエントリーが出来ないといったような形になってしまいます。
本文でも書きましたが、親波3波根本というのはほぼほぼ反応してくるようなラインになってくるので狙ってもそこまで。
ラス押し抜きから狙っていくとすぐに到達してしまうような場面でRRが悪くなってしまいます。
なのでこの1波が1波として意識されるかどうなのか?というのを測る一つの要素として、これまでの波で既にN字が完成しているかどうかを見てあげると良いです。
卒業生さんも同じように見ていましたが、髭を加味しなければほぼN字が完成している状態でした。
この上昇N字の上げ余地的にはまだあったのできわどい場面ではあります。
こういう場面で1波認定をして大手を振って攻めていけるかといえばそうではない場面ではありますが、引き出しの一つとして見て貰えたらと思います。
そして表題にもある通り、2波でのN字波動の完成です。
そしてこの2波N字が1波の中の3波根本を抜けていないというのもまたポイントです。
前回の記事でも詳しく書きましたね。
→1波の頂点を3-1波で抜いてくる時と抜かない時の考え方、切り上げ下げラインにリテストを取るときと取らない時の考え方
そうして切り上げラインブレイクからの進行が始まるわけですが、このブレイク進行を見極められるもう一つのポイントが見えています。
ここに逆目線シナリオの崩壊も入れてあげましょう。
もう一度サラの画像を出します。
この時、上目線シナリオではどんな形がありますか?
上昇のN字を1波とするならば、2波の底値でダブルボトムを形成し、3-1波が発生しています。
この3-1波というのが下目線で先ほどまで見ていた2波のことです。
切り上げラインをブレイクするときにネックラインも一緒にブレイクし、上目線3-1波のラス押しもブレイクしてきているのがわかるでしょうか。
上目線シナリオが崩壊した合図にもなっているわけですね。
この時に短期足に切り替えると、このラス押しと切り上げラインにリテストを取りに来ているのがわかります。
ブレイク進行といっても5分足等に切り替えるとしっかりリテストを取りに来たりするので、細かく乗りたければ短期足で見ておくのがおすすめですね。
まとめ
ということで、いつも言ってるようなラス押し戻り抜きを果たした優秀な1波では無い1波を狙っていく際のポイントを解説してみました。
基本的にはラス押し戻り抜きをしてから短期足で転換部を狙っていくのが望ましいです。
今回も一応ラス押し下抜きからいつもの型でエントリーが出来る形になっています。
とは言え、前回と今回の記事で解説したようなブレイクエントリーの考え方が出来るようになると根本付近から仕掛けていくことも可能になってくるので取り入れてみてください。
ということで今回はこの辺で。
ではでは。
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