1波の頂点を3-1波で抜いてくる時と抜かない時の考え方、切り上げ下げラインにリテストを取るときと取らない時の考え方

どうも、モズです。

今回は伝承記卒業生さんへの添削紹介になります。

表題に書いてあるような2つのパターン。

・1波の頂点を3-1波で抜いてくる時と抜いてこない時の考え方

・切り上げ下げラインに対してリテストを取る時と取らない(ブレイク進行)時の違い

この2パターンについて、どう考えていけばいいのかという疑問を持ってらっしゃる方は多いのではないでしょうか?

正直これは一般記事で出すというよりは伝承記卒業生さんへ向けて読んでもらいたい記事になっています。

そもそも何を以て1波とするのか、どこからどう切り上げ下げラインを引くのが正解なのか、どういったスイング分析をしていくべきなのか、この辺のことがしっかり理解出来て相場を見られるようになった上で上記のことも考えられるようになると強いと思います。

適当なところから適当な切り上げ下げラインを引いても全く持って意味がないですからね。

その辺の解説はここではできませんが、卒業生さんのトレード、チャートなどとご自分のチャートと見比べながら参考にしていただければと思います。

 

ちなみに今回の添削はいつもやってるトレード添削の中で僕が解説として付け加えたものが今回のテーマになっています。

今回のテーマ以外にも色々と参考になる部分があると思います。

卒業生さんのトレード内容とそれに対して僕が「これを見るべきだ」と解説していることを照らし合わせて自分の中で理解を深めてもらえたらと思います。

ではいってみましょう。

卒業生さんのトレード1本目

<EURCAD>
緑縦線部分からETできるかと思いました。
詳細は別添のとおりです。

確認したいことが3点あります。
①日足の画像に記載させていただいたのですが、今回は逆三尊ネック抜けを1波として見ていました。
TLを抜ける2波を待つのにかなり時間がかかってしまうのでここを1波と定義づけていつものように見ていったのですが、
このような1波の見方はアリでしょうか?

②H4の画像に記載させていただいたのですが、ラス押し戻りと3波根本についてはどのように取り扱いの区別をされているでしょうか?
ラス押し戻りについては抜けたら一旦の下落は見込めて、3波根本を抜けたらその目線のシナリオが崩れる可能性が大きく高まるといった認識でしょうか?

③中長期的に下落の中の調整上昇というように見えるのですが、この場合は中長期の逆張りになる部分なので
いつも言われているように3-1に切り下げラインを引いて、抜けまたはそのリテストから乗っていった方がよい場面だったのでしょうか?(完成したチャートを見ればRR的にも緑縦線の部分から乗っていくのがベストに見えますが、
狙いとしては3-1の切り下げラインを抜けたとこから狙ってくのがよかったのでしょうか?)

添削内容

1波の定義付けに正解はないのでそこでも良いです。

逆3尊の右ポジからのトレンドを1波とした際の3波目が今回1波として見た場所ですが、それはそれでいいのです。

ラス押しやネックラインやトレンドラインを抜くのが基本的な1波として、次に出てきた3波目を次の1波として見ていくイメージでどんどんN字を狙っていくというのが僕のトレードの見方ですが、エリオットを遵守して次は4波5波だとみる人もいます。

僕も別に意識してないことはないですが、基本的にはN字をどんどん狙う意識の中で見ていくことが多いです。

僕の言葉の中にあまり4波5波という言葉が出ないのはそのためですが、これは個人個人違う見方だと思うのでやり易いように見たらいいと思いますし、もう見れるスキルはあるはずです。

 

ラス押し戻りと3波根本の考え方はその通りです。

3-1波が1波頂点を抜けるパターンと抜けないパターンがあると思いますが、抜けない場合は3-1波切り上げ下げラインリテストを経て狙った方が良いです。抜けた場合は3-2波の良き頃合いで1時間足や15分足に切り替えて、そこでも1波は見えるはずなので切り上げ下げラインを引いてブレイクかリテストでエントリーです。

今回は切り下げに差し込んできてますが、リテスト段階で差し込んでくる場合はそうなってくる可能性があるので再度抜けたところからのエントリーになります。

実体への切り下げも引けて置ければ対応できますね。添付①参照。

卒業生さんのトレード2本目

<USDCAD>
緑縦線部分からETしました。
詳細は別添のとおりです。
日足のチャネル上限からの反発の3波を狙う形です。
M15の三尊を見てETを決めましたが、日足レベルではまだ逆張りだったので3-1への切り上げラインを抜けてからのETの方が確実だったのかなと後になって思いました(RRが悪いですが…)。

添削内容

USDCADはナイストレードでした。

添付②が4時間足で下落1波に対して引いた切り上げラインへのリテストが3-2波で入った部分での15mの画像です。

これもさっきと同じで3-1波が1波の安値を超えた後の動きです。

そして3-2波の良き所で短期足に切り替えて転換の1波に対して切り上げを引いて(この時もいつも通り短期足での1波トレンドラインを抜ける2波を待ってから引く)、今回はブレイクから一気に進んでいきました。

さっきはリテスト入ったのに今回はブレイクでなんで?って感じだと思いますが、一つの考え方として短期足での1波と短期足での2波の関係性を比べてみてください。

先ほどは短期足での1波の後、2波が1波の中の3波根本を下抜いています。

今回は逆に3波根本に押し返されています。

この辺の力関係からブレイクで一気に進んでいってしまうのか、そうではなくて戻ってくる動きが入るのかといった判断をしてみるといいと思います。

一概にこうとは言えませんが一つの判断材料までに。

補足解説

ラス押し戻りと3波根本の認識の違いについて本文で言及されていましたが、それぞれの「ラインが抜かれた際の強さ」について意識してみてください。

当然、3波根本を抜いてきた時の方が影響力は高いのです。

3波根本という言い方をすると最初のうちはこんなイメージしか持っていないと思います。

これはもちろん正解です。

でも3波根本はまだありますし、どちらかといえばこれから書くやつの方がトレード時には見ておかなければならない部分でもあります。

黒い大きなスイングで見ると節目はこれだけしか見えないかもしれませんが、そのスイングの中にもスイングは含まれているわけです。

僕が普段大小2つのスイングを見ましょうと言っているのはこれをイメージしてほしいからです。

大きく狙うのは黒いスイングであったとしても、この大きな黒いスイングの3波目を狙うためには、この中に含まれている緑のスイングの節目の意味を考えないといけないのです。

そしてこの緑のスイングに引いた各赤丸はすべて指し示す言葉が違います。

思っているよりも数があり、それぞれに意味とその強弱が変わってくるのです。

上目線と書きましたが、下目線シナリオではそれぞれまた違った意味を持ってきます。

そしてこれらの節目は、「どのタイミングで認知するか」によって意味が変わってくるわけです。

過去検証する際は「どのタイミングでその節目を認知するか」というのも合わせて考えていく必要がありますね。

 

僕の記事の中で「〇〇の中の3波根本」という言葉がよく出てくると思いますが、それはとても大事な節目だからです。

上目線において1波の中の3波節目を下抜かれる、ということは即ち逆目線の優秀な下落1波が出たということも意味するわけです。

これは通常の優秀な1波だろうと、次の3-1波だろうと一緒です。

1波(3-1波)の中の3波根本を2波によって抜かれてしまうということは、その目線の2波は優秀な逆目線1波でもあるのです。混乱しますよねw

この問題を解決するために使うのが切り上げ下げラインで、両方の目線が入り混じる状況の決着がついたという一つの判断材料が、「切り上げ下げラインブレイク」でもあるわけですね。

この切り上げ下げラインブレイクが起こる前段階として、どういう事象を経てからブレイクが起こったのか?というのを考えようというのが今回のテーマでもありました。

”転換部での短期足における2波が1波の中の3波根本を抜いたか支えられたか”の違いに注目してみようというやつですね。

「抜かれたからこそ迷いが生じ(リテストの動き)、支えられたからこそ勢いがつく(ブレイク進行)」

一概にこれが全てというわけではないのですが、こう考えておけば考えやすくなる場面は多いです。

 

抜かれてはダメな場所は?だからこそ反応しやすい場所とは??

3波根本なのです。

そしてこの3波根本というのは各時間軸において、各スイングサイズにおいて存在するわけです。

このイメージを持って相場を見ていけるかどうかでだいぶ見方も変わってくるはずなので、意識して見ていってみてください。

添削後のやり取りでいい感じの画像を送ってくださったのでそちらも紹介しておきます。

なぜ戻るのか、なぜ戻らないのか、それを考える際の前段階で何が起こったのかを考えるといいかもしれませんね。

 

 

また、1波頂点を3-1波で抜いてくるパターンと抜いてこないパターンについても少し解説しました。

注意しておいてほしいのは、1波頂点を3-1波で抜いたからこそ勢いが付く場面とそうでないパターンがあるということです。

こんなパターンに遭遇したことが多々あると思います。

1波頂点を3-1波によって抜いて来て、更なる3-3波によって1波=3波を完了させにくる流れを狙いにいったら大きく逆転していったというパターンです。

緑の点線付近からだとロングを意識してしまいがちですよね。

それはそれで間違っていないです。

でも大きな流れが元々下であったり、親波から見て止められるべきラインがあったり、様々な要因によって反転していくことがあります。

それは単純に大きな目線での流れが見えていないことが原因のことが多いです。

 

簡単に書きましたが、長期MAを見ておくだけでも察知出来たりもします。

4時間足や1時間足だけしか見ていないと気づけないラインがあったりするのです。

それは先にも書いたように、週足や日足レベルで見られるスイングの3波根本だったりラス押し戻りだったりするのです。

もしくは3-1波が出てきた時点で既に親波のフィボナッチ78.6や88.6付近まで到達していたりします。

そもそも上昇1波としての価値はあったのか?という視点も必要です。

いつだって1波≦3波になるわけでもなく、どこまで伸びるかわからない不安定な1波が伸びすぎてしまったこと(エネルギーの使い過ぎ)によって3波が続かなくなってしまい、結果としてレンジのようになってしまうことだってあります。

中々難しい部分はありますが、きれいな親波に対してきれいな1波があって、きれいな2波が出ているような状態、そんな通貨ペアを見つけ出すことがまずは先決だということですね。

いつも書いてますが、わかりやすい通貨ペアを選んでくださいね。

わかりやすい通貨ペアとは、節目の指す意味をわかりやすく付けられるものだったりもしますから。

 

 

という感じで今回はこの辺で。

ではでは。

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