どうも、モズです。
以前こんな記事を書いたのですが、読んで頂けたでしょうか。
→FXは「重要ライン抜けたら1波」を意識すれば勝てるよ!
この記事の中での重要ラインというのは主に水平線で解説していたと思いますが、今回はその応用編ということで、「斜線を抜けたら1波」というのを実際のトレードを交えながら解説していきたいと思います。
伝承記では1巻目にスイング(N字波動)について解説していますが、それだけ僕の中ではこのスイングをどう捉えていくかというのが非常に大事な部分です。
どこが1波でどこが3波になっていくのか、というのを予測するために僕たちは色々勉強しているわけで、それが簡単にわかれば苦労しないよ!って話かもしれませんが、実際言葉にして聞いてみると結構単純な話だったりします。
それを如何にリアルタイムでやるか、それが難しいわけで、それは慣れていくしかありません。
でも前提として、こうしたイメージがあるか無いかというのは大きく差が出る部分です。
何をもって1波として、どこまでが3波として伸びていくのか、それを判断するための武器がラインです。
今回は斜線を抜けたら1波というのを意識したトレードです。
ほぼ斜線しか引いていません。(ラス押し戻りはラインを引かなくても見えているため)
意味のあるラインを引いて、意味のあるスイングを見つけられるようになるために、是非そのイメージ固めの参考にして貰えたらと思います。
今回は今週ユーロドルで75pips獲ったトレードを使って解説をしていきます。
では、いってみましょう。
切り上げ下げラインを引くタイミングを覚えよう
いやぁ手ごわかったですねユーロドル(*´Д`)
騙しに合った負けトレードがあるので、まずはそちらから。
この切り上げラインについてですが、4時間足の全体像を見て貰えたらどういう風に引いていたかがわかると思います。
画像内の斜線はオレンジがトレンドライン、緑が切り上げ・下げラインです。
今回は切り上げラインで説明しますが、切り下げラインはその逆だと思ってくださいね。
まず、切り上げラインとは何なのか。
それは、3波を支えるトレンドライン候補であるということです。
では3波が始まったかもしれない、という判断はどうやってするのか。
2波のトレンドラインが抜かれたらです。
3-1波が出たという判断は正確にはトレンドライン抜きだけではダメなんですが、切り上げラインを引くタイミングということでこうした基準を自分の中で決めています。
つまり・・・
こんな順序で切り上げラインが引けますよね。
じゃぁこの切り上げラインが引けることで何がわかるのでしょうか?
上目線シナリオの崩壊です。
つまりこういうことですね。
この切り上げラインが下抜けた時点でどんなシナリオが効いてくるのかと言えば・・・
こういったシナリオです。
僕はずっとこれを先週末から待ってたわけです。
→含み損を抱えない高勝率エントリーポイントを導き出す方法。切り上げ下げラインの活用について
この記事を書いた時に丁度この切り上げラインまでの下落を狙っていたと思いますが、これを下抜けるまではまだまだ上昇3-3波発生のシナリオが残っていたからなんですね。
そしてしっかり下抜けてリテストを取りに来たのが先週末から今週頭にかけての動きだったわけです。
そして先ほどから解説している切り上げラインの下に、もう1本新しい切り上げラインが追加されていますよね。
これもタイミング的には先ほどと同じタイミング(逆目線2波=目線でいえば3-1波)のトレンドラインが抜かれたタイミングで引いています。
正確にはこれは切り上げラインでは無く、ギャンラインといった方がいいのかもしれません。
切り上げラインとして引くならばこっちの方がいいのかもしれません(´ー`)
(このラインも引いておくと後に効いているのがわかると思います。)
とりあえず今回は起点から引いたギャンラインの方を切り上げラインとして見ていきます。
内側の切り上げラインを抜けた時点で1波が出たと判断し、そこから戻りが始まったら1波で作った安値に向かって切り上げラインを引きます。
この辺は最近のトレード記事でも解説していることですね。
これで内側と外側の切り上げラインが揃ったわけです。
もしこの内側の切り上げラインを下抜け、2波発生中にわかりやすい動きになっていたならば、僕もわざわざ外側の切り上げライン抜けまで待たなかったと思います。
僕の中でのわかりやすい動きというのは、2波で戻り売りゾーンに入ってくるまでにトレンドをつけるということ。
これが出来てなかったユーロドル!
トレンドとは言えませんが、一応ダブルトップっぽい感じにはなって落ちてきて、外側の切り上げラインも抜けて来たのでエントリーを仕掛けたわけですね。
そして結果としては髭で切り上げラインの内側に引き戻されて、そのまま損切という形になりました。
1波が出たなら基本に忠実に狙っていこう
ということでしばらく放置していたんですが、やっとこさ抜けてきてくれました。
ということで戻り売りを仕掛けるために戻り売りが入るであろうゾーンを見極めます。
今回で言えば抜けた切り上げラインか2波ラス押しです。
ということでしっかりチャートを見ていたかったんですが、出かける用事があったため予約注文を入れてチャートを離れました。
切り返しの小さな上昇1波も出たので、緑〇付近までは戻りが入るかな~といった予測で予約注文を入れたわけです。
※先ほどの正しい切り上げラインが引けていればこの下落がわかりました。
外出した後すぐに落ちていった形となり、( ゚Д゚)って感じで予約注文を取り消してうなだれてたのですが・・・
丁度見られていてよかったです(´ー`)
指値についてはダブル1波=3波が完成するポイントを予測して置きなおしました。
斜線を抜けたら1波というのを意識しておけば、1波≦3波理論で行きつく先も見えてきます。
これが見えているか見えていないかでトレードに対する自信もだいぶ変わってくると思います。
どこまで行くかわからないけど根拠は(自分の中で)あるからエントリーを仕掛ける、というのは危険です。
今回は親波の節目っぽい部分も重なっているのでその少し上で指しました。
近付いて来た時にチャートは見ていたんですが、ホンの0コンマpipsくらい届かずに短期足で陽線出し始めたので「オイ!」ってなって手動で利確しました。
10pipsくらい損した気分になりました。
まとめ
今回は切り上げラインを使ったトレードを紹介しましたが、ユーロドルでは少し前まで切り下げラインが効いた動きも出ているのがわかるでしょうか。
この切り下げラインを抜く1波が出て、その後3波をギリギリ完成させに来た時点でウォルフだったんですよね。
この辺は以前の展望記事で書いていたと思います。
大きな切り上げ・下げラインを抜けたからと言ってそのまま大きく動くわけでは無く、基本に忠実に1波=3波でN字が完成したら一旦は戻りの動きになるわけです。
エリオット波動で見るならば切り上げライン抜けの1波は3波で、その次の最後の上昇は5波になるわけで、次が新たな1波になるという感じですよね。
エリオット5波は結果論で言えることなので僕はあまり5波をリアルタイムで数えることはしないのですが、後から見たら5波揃って転換の下落1波が出てきたんだなというのがわかりますよね。
また、先ほどの下落の場面で正しい切り上げラインを引いてみても同じように切り上げ・下げラインを活用したN理論が活きてきます。
切り上げライン下抜けが1波、戻りの2波で切り上げラインにリテストを取って3波発生でN字完成。
ここからの大きな戻りで逆目線シナリオが生まれたのが今さっき書いた切り下げラインの話で、今回はラス戻りを抜けきれずにトレンド継続として、本来の目標まで動いていったということです。
高値掴みしてしまう時というのは「N字が完成してから直ぐのタイミング」で乗ってしまっている場合がほとんどです。
N字が完成したら一旦は戻る!ということを意識して、出来るだけリスクの少ない場所から乗って行けるように意識してみてくださいね。
難しい話だったかと思いますが、最後までありがとうございました。
今回はこの辺で!
ではでは。
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