どうも、モズです。
先日に初心に帰るシリーズでチャネルについて解説させていただきましたが、チャネルに関するタイムリーな添削があったので紹介させて頂こうと思います。(掲載許可頂いてます)
内容としては「裏当てチャネルの必要性」についてです。チャネルを活用した応用的な考え方ですね。
今回の添削ですが、伝承記卒業生さんということで普段僕がやっているようなトレードの基本的なスキルは既に身についていて、今回のトレードもエントリーに向けての内容だけ見れば申し分無いような内容です。
でも負けトレードになってしまっているのです。
これは僕自身も油断するとやってしまうような内容でしたし、ある程度知識を持った方に起こり得る「あるある」な失敗内容かと思います。
改めて注意してやっていこうと思えたようなトレード内容だったので今回シェアさせて頂こうと思いました。
FXトレードをしていく上で特に大事なチャネルについて更に深堀したような内容となっているので、是非最後までご覧いただければと思います。
ではいってみましょう。
FX伝承記卒業生トレード
補足解説:裏当てチャネルとは
ということで、今回紹介したいのは裏当てチャネルです。結構前にも紹介し続けていた期間があったと思いますが、また改めてやっていきましょう。
裏当てチャネルというのは言葉で解説すると「切り上げ下げライン候補」のラインのことです。そして切り上げ下げラインというのは「トレンドライン候補」のことです。
まず最初にチャネルラインを引いて、そこからそのチャネルを特定の節目に向けて裏当てして作り出すラインということで「裏当てチャネル」と僕は呼んでいます。
こんな感じで作っていきます。
トレンド中であれば高値安値の更新をしたら、トレンド転換場面であればラス押し戻りを抜けたら描いていきます。
このチャネル候補を引くタイミングですが、早ければトレンドラインを割ってくるようなタイミングで引くと良いでしょう。
本当はしっかりとトレンド転換してきたタイミングで引くのが望ましいですね。
下落トレンドであれば、安値を安値として認識できるタイミングで引くということです。
こうしたラインを引くときのタイミングは切り下げラインを引くタイミングと同じですね。
ということで裏当てチャネルが何かわかった所で実際に僕のチャートで解説していきます。
実際のチャートでの補足解説
CADCFHの直近チャートなので、ご自分のチャートでも確認されてみてくださいね。
まず週足について。
週足ではこのような形で既にチャネルが組まれている状況でした。
まずは裏当てチャネルから始まり、現在の最安値更新によってトレンドラインにまで成長しているという流れです。
こうやって見るとイメージ湧きやすいですよね。
ということで、週足の流れで見ればチャネル下限に反応して、今度は上方向に動き出していくかもしれない、という風に見ていけます。
日足でもこのような形でチャネル、2Dラインが引いていけます。
週足チャネル下限と親波3波根本2Dラインに反応して一旦上昇していっているのがわかりますね。
そしてここでもう一度添削トレードの内容を見て下さい。
親波ラス押しを下抜ける1波から2波が出て、2波でWトップが出てきて3-1波が出現、3-3波がスタートしてきて一瞬の戻りから戻り売りを狙っていったというトレードです。
流れの見方としては完璧ですよね。勢いのついているような場面であればこれでよかったと思います。
ただ、今回は週足日足で見ていた通り、どちらかといえば長期のチャネル下限で反発してきた後の動きということになります。直近の下落トレンドの流れが切り返されていく局面かもしれないという風に見ておく必要がありました。
とは言え、急激に切り返してはいかないので何らかの形で最安値付近まで動いていく可能性は十分にあります。だからこそ「欲張れない下目線」という認識が良かったかと思います。
そういった時にでもぜひ活用してもらいたいのが今回紹介する裏当てチャネルなのですね。
画像は4時間足ですが、大きな流れで見た4波とした所が今回の親波です。画像左上に書いた3波根本のラインを上抜けてくるまでは基本的に下目線で良いです。
この親波のラス押しを下抜けてきた流れを下落1波として見ていくのは良いので、その戻りを裏当てチャネルで予測しておくことが大事でした。
そして親波3波根本ラインというのは強力なので、一旦はそこで反発してくると考えておく方が良いです。
なので狙い方としては・・・
このような形になります。
親波3波根本を抜けきれず、しっかりと裏当てチャネルまで引き寄せられてから先週は終わったという流れですね。
まとめ
裏当てチャネルというのは切り上げ下げライン候補ということを最初に書きましたが、ラインの強さで考えるならば最弱です。
しっかりと意味を持ったトレンドラインから形成するチャネルライン、2Dラインと比べると根拠が脆弱です。
なのであくまでも押し戻りの候補ラインとして見ておくべきですが、「大体この辺まで引き付ける」という目安を作るには最適な考え方になります。
裏当てチャネルに反応し、切り上げ下げラインに成った段階でそのラインの信頼度も上がってきます。
直近のトレンドが出る”前”から仕掛けていく押し目買い・戻り売りを実行していくためにも重要な考え方となるので、是非意識してやってみてください。
では今回はこの辺で。今週も頑張っていきましょう。
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