FX初心に帰る押し目買い・戻り売りの基本と応用。あきちゃん先生のFX初心者応援講座7

今回はFX初心に帰るシリーズで押し目買い、戻り売りについての解説です。
FXトレードにおける最もオーソドックスな狙い方と言えるのが押し目買い、戻り売りという戦略になりますが、狙いどころを間違えるとひたすら逆行してしまう可能性もあります。

どんな時に押し目買い、戻り売りを狙った戦略が立てられるのか、何に注意すべきなのか、どこに押し目買い戻り売りゾーンを設定すればいいのか、しっかり頭に入れていきましょう。

あきちゃん先生の解説を基本として、普段僕が見ているポイントを応用的に補足解説もしました。

少し複雑に見えるかもしれませんが、慣れると簡単ですので是非意識して取り入れてみて下さい。

ではいってみましょう。

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押し目買い戻り売りの基本。あきちゃん先生のFX初心者応援講座7

要点まとめ

  • 押し目買い、戻り売りのメリットは、ブレイクアウト手法と比べて獲れる値幅が増えるという点。
    短所はトレンド更新が確定する前に乗るのでリスクがあるということ。
  • トレンドが出ていない場面において押し目買い、戻り売りは出来ない=ブレイクアウト手法も同様
  • 親波、小波の節目を描き、押し目、戻り売りゾーンを見極め、その場面に来るまで手を出さない。
  • トレンド押し(2波)を待つのが大事

押し目買い、戻り売りの補足解説

ブレイクアウト手法にしろ、押し目買い戻り売り手法にしろ、いずれにしても忘れてはならないのが環境認識による「トレンドの判断」です。

僕が普段のトレード記事でもよく書いていることですが、「このラインを抜けてくるまでは〇〇トレンド中である」という認識を持って環境認識をするというのをまずは大事にしてみてください。

最近のドルスイスのチャートが解説しやすいので例にあげてみます。

まずは週足から見ていきますが、考えることはどの時間足でも同じです。その時間足において、どこをどうやって抜かれると今のトレンドが崩される可能性があるのか、というのを見ておきます。

今回の週足で言えば、こうなります。

最後にトレンド更新をした手前の節目を、然るべきサイズ感でのN字トレンドで抜いてきたらトレンド転換になる、というイメージを必ず持っておきます。

然るべきサイズ感でのN字で抜けてくるというのが大事で、

上図のような感じではトレンド転換ではないということですね。

これだと、トレンド転換につながっていくかもしれない1波が出たという認識になります。

優秀な1波が出てきたから次は3波に繋がっていくだろうと考える方も多いのですが、そうじゃないですから気をつけください。

直近の1波=3波が完成したために深く戻りが入ったのです。

そして大元となるダブルトップからの1波=3波を完成させ、4波目で3点レンジを築いて現在5波目中といった流れとなっています。

自分が今いるポイントごとに、「どこをどう抜かれたらトレンドが変わるのか」を意識しておくのが大事です。
過去検証をするときはこの意識を大事にしながら検証してみてくださいね。

 

今回週足で見てみましたが、こうした週足のイメージを持った上で日足でも見ていくのです。

 

日足だとこんな感じです。

最後に安値を更新した手前の節目はどこかといえば・・・

このラス戻りをN字を付けて抜いているのであれば、このN字のサイズ感で言えば日足レベルのトレンド転換が起きたと言えるでしょう。

少し小さなN字なので微妙ですが、日足レベルで言えばこの時点でトレンド転換です。
でも週足レベルの大きな目線では転換していないというのがポイントです。

だからこそ、例え日足の順張りであっても欲張るべきではないのですね。

4時間足で見てみるとこんな感じになっています。

日足レベルでトレンド転換が見える場面というのは、4時間足ではしっかりとトレンドが把握できるはずです。

この時に必ず直近のトレンドラインも引いておきましょう。

抜けてきたタイミングではこんな感じでトレンドラインが引けるのですが、最終トレンドラインではなく、内側のトレンドラインが支えるN字というものにもまず注目してみてください。

それぞれのN字を完成させているのが分かるかと思います。この2種類のN字を完成させながら、日足レベルでのトレンド転換をしてきたのです。

N字を完成させたらしっかり戻ります。

日足でブレイクしてきたのだから、日足レベルでしっかり戻ると思っておいていいでしょう。

こうした場面で押し目買いを狙っていくのです。

この時に押し目買いゾーンとして引くべきラインというのは色々と候補があります。

動画であきちゃん先生が解説していたポイントもそうですし、今回のような最終トレンドラインというのも候補になってきます。

動画で解説していたポイントだけが押し目買いのラインとなるわけではないということを覚えておいてください。決して、決められたラインだけを見てトレードしていけばいいというわけではありません。

ある程度参考とする押し目買い戻り売りゾーンというのは設定するのですが、そのゾーンで「反応したな」と言えるタイミングまで待つのが大事です。

そのタイミングを計るために、僕が普段言ってるような「切り上げ下げライン」を用いた戦略が有効だったりするわけですね。

ここでは詳しくはやりませんが、あくまでも押し目買い戻り売りゾーンというのは反発”候補”にすぎないという意識は持っておきましょう。

これと同じようにラインを引くと、今回の場面だとこうなっています。

 

色々と小難しい解説になっているかもしれませんが、抜けたら(トレンド更新をしたら)然るべきゾーンまで戻ってくるのを待つということが大切だということです。

戻ってくる場面まで待てば、更に短期足で見た時に「トレンド」が出ているはずです。

そして赤丸の場面で1時間足レベルでの上昇トレンドへの転換が行われました。

ここまでは待ちましょう。ここで初めて長期(日足)のトレンドと短期(1時間足レベル)のトレンドの方向が揃ったと言えるのです。

そしてトレンドが揃った後、1時間足の下落トレンド(2波)のラス戻りラインへのリテストから拾っていく、というのが僕が普段やっている押し目買い、戻り売りのやり方です。

 

ついでにこの先の部分も見ておきます。

先ほどの場面は、日足のトレンドと短期足のトレンドが揃う場面があったので、そこからの上昇を狙っていきました。
その上昇が止まる場所は当然親波の次の節目であったり、直近の1波=3波となる場所です。

ここで初めて、先ほど見ていたラス戻りのラインでの反応が見られるようになってきます。

普段解説しているようなイメージで言うと、上方向への優秀な1波が出て、2波が親波ラス戻りまで落ちてきたという流れです。

 

押し目買いゾーンまで引き付けて、トレンドラインを上抜けてきたところからエントリー、というのをやっていると痛い目を見ます。こうしたトレードをしてきた方はとても多いと思います。

これは当然、最初に見ていた通り週足レベルでは下落トレンド中であったということ、そして押しのトレンドのラス戻りを上抜けて乗っかって来た所から狙っていくことをしていないからこうした事態に陥ります。

本当に押し目買いが出来るのは画像赤丸のような状況になってからなのです。

今回はそうはならず、日足でのトレンド転換を迎えました。

ここから週足での目線と日足の目線が揃うことになります。

厳密に言えばダブルトップのようになっているので、トレンド転換とは言えないのかもしれません。だからこそ、その後揉んでいるようにも思えまね。

こうした時はブレイクとして狙っていく方が良いでしょう。

 

戻り売りをするのであれば、戻り売りゾーンとなる場所に戻っていくタイミングで「トレンドライン」が引けるようなトレンドの戻りを付けるのを待つ必要があります。

週足と日足の目線が下方向に出たのであれば、上方向へのトレンドラインが引けるようになるまで待つのです。

この時大事なのが、一番最初に書いたように、どこをどのように抜けられたらダメなのか?というのを把握しておくことでしたよね。

今回は手前のラインで戻り売りが入ってきましたが、上のラインで入ることももちろんあります。

イメージとして他の通貨ペアの例も載せておきます。

上画像は深い位置まで押しが入っているのが分かると思います。

とりあえず何が言いたいかというと、押し目戻り目候補を出した上で、トレンド押し戻りを待った上で、割られてはいけないラインを割られない状態でそのトレンド押し戻りのトレンドラインを抜けたところから、そしてトレンド押し戻りのラス押し戻りを抜けた後の押し戻りを狙っていくのが大事ということです。

ちょっと複雑な所で解説していますが、こういう感じで戻り売りが入ってくるイメージです。

 

何故僕がこの「割られてはいけないライン」のイメージを解説しているかといえば、↑画像の場面でもこのイメージが活きるからです。

割られてはいけないラインを、トレンドつけて割ってくることでどうなると解説していたか思い返してください。

この場面、4時間足レベルでは上昇のN字トレンドが出ているわけですよね。

その上昇N字トレンドが転換されたからこそ、そしてこれまで環境認識を通してみてきたことを踏まえてみてみると、この場面における転換というのがもの凄い勢いに発展していくということがわかるわけです。

各時間足、各スイングサイズにおいて、こうした大事なラインがどこなのかというのをわかっておくと良いので、ちょっと難しいですが応用的な考え方として解説させていただきました。

 

慣れてくると、こういう感じでチャートパターン上限から仕込んでいくことも出来るでしょう。

まとめ

ちょっと小難しく感じたかもしれませんが、環境認識がしっかり出来てさえいれば、そして損切の位置が間違えていなければトレードというのはそこまで負けることはありません。

まずは、親波があって、そのフィボナッチの23.6~78.6までの胴体の範囲で狙うという基本をイメージします。

その次に、トレンドの方向が決められるタイミングまでしっかり待ちます。トレンドが決められた時点で、次のトレードをするときの損切の位置というのが確定します。

この損切位置まで出来る限り引き付けてからトレンド方向に乗っていくというのが基本です。
引き付けてから乗るための手法が押し目買い、戻り売りだと思っていいでしょう。

ということで簡単にまとめます。

  • トレンドが出ていることを確認する
  • そのトレンドとは逆方向のトレンドが出るまで待つ
  • 逆方向に出たトレンドが、最初に確認しているトレンドの抜けてはダメなライン(損切位置)を抜けない状態で、再度逆方向に出たトレンドの抜けてはダメなラインを抜けてきて、そのラインへのリテストから拾っていく

こんなイメージです。

押し目買い、戻り売りを狙う時は、しっかりとした押し戻りのトレンド(2波トレンド)を待つ必要があります。

しっかりとした押し戻りのトレンドがあるからこそ、次の3波が伸びると思ってください。

こうした状態が綺麗に見える通貨ペアを探すということも大事になってくるので、慣れてきたら徐々に監視する通貨ペアを増やしてみることをおすすめします。

ということで今回はこの辺で。

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