環境認識でトレンド方向(目線)はどの範囲で方向性を探るべきか?目線の決め方、判断材料について

どうも、モズです。

今回は伝承記参加者さんから頂いた質問の紹介になります。

根本的な質問という感じで送ってきていただきましたが結構悩まれる方も多い内容だと思います。

今回は質問内容と一緒に「こんな場所」という感じで図解を頂いていて↑のアイキャッチ画像に乗せていますが、「あぁ~」って感じで心当たりのある方は参考にして下さいね。

では行ってみましょう。

質問内容:長期足環境認識においてどの範囲で方向性を探るべきか

以前よりずっと疑問に思っていた根本的な質問を確認させていただきます。
長期トレンド・短期トレンド変換に関係する質問です。
前回の時に質問しようかどうか迷っていたのですが、五の巻で関係する場面がでてきたので思い切ってさせていただきます。

環境認識を4H足チャートで、目線の流れはその上位の日足チャートで目線を決める場合、
日足の大きな目線は、緑の範囲のトレンドで目線をきめるのか、それとも青の範囲のトレンドで決めるのかどちらが基本的でしょうか?とりようによっては、まったく逆の方向をとろうとしていくことになりますよね?

長期トレンドフォローの短期トレンド変換をねらい、長期のトレンド方向で短期をとっていくということが基本とした時に(あえて逆をとるということもあるとは思いますが)、どうも長期のチャートでの方向性をどの範囲でとっていいのだろうかと思っています。

 

質問への回答

日足のトレンドについてですが、あくまでも「デイトレード」以内の範囲に限定して見ていくのであれば、直近のトレンドなので青〇の範囲になってきます。

ただ、1巻目の「大小どちらのスイングも見る」、6巻目の「両目線シナリオ」に通じる部分にもなるんですが、今回送って頂いた画像の状況であれば大事なのは緑のアップトレンドです。

日足レベルのこの状況だけで見たならば、大事な基準は緑〇のアップトレンドで青〇のダウントレンドは2波です。

「この短期の流れは、日足・4時間足の大きな流れ(目線)に乗るために使う逆トレンドである。」

の説明で言えば、青は短期であり、大きな緑のアップトレンドに乗るために使う逆トレンドである、です。

理由はわかりますか?

あくまでもこの画像の状況だけで考えたら・・・の話ですが、まず緑のアップトレンドは崩れていませんよね。

青でダウントレンドは出来ていますが、トレンド転換の条件は満たしていません

じゃぁ左にある親波として書かれたであろう下落のトレンドは崩れているかと言えば、これも崩れていませんよね?

もちろん青枠の下落トレンドは下落トレンドでは無いのか、と言われればそんなことも無く、れっきとした下落トレンドです。

だからこそどれを基準にすればいいのか混乱するわけですよね。

どんなサイズ感のスイングを基準としてトレンドを追いかけるかという基準を自分の中で作らなければいけないという感じのことを講座内で書いてたと思いますが、正解が無いということを理解した上で自分で基準を決めていかなければいけません。

その基準を決めるための要素を講座内でいくつか挙げているわけで、それらの要素を組み合わせて何を選ぶべきかという天秤にかけていく必要があるんです。

天秤にかけるためには全てのシナリオで考えていかないといけません。

親波と小波の関係性から、小波の可動域があるのかどうなのか。1波=3波が完成したら次は戻っていくということも考慮して、色々な要素を探っていくわけです。添付1~3参照。

その上で直近のトレンド(青の下落)を見て、この下落トレンドに従って獲れる範囲があるのかどうか、エントリーに繋げられる形が整っているのかどうか、というのを考えるわけです。

青の下落トレンドから見たら緑の上昇トレンドは親波です。でも緑の上昇トレンドだって小波でもあるわけで、どちらの都合も考えないといけません。

だからこそあまり目線の固定に拘らない方が良いという感じで解説していたわけですね。

もちろん、誰が見ても今は上昇トレンドみたいな状態であれば目線は固定してしまっても大丈夫です。

逆に言ってしまえばそういう状態になっている通貨ペアを探すことが最重要だったりします。

今回送って頂いた画像の状況は、どちらにも行ける難しい状況です。そんな場所であえて勝負する必要は無いんです。

講座でも書いてますが、一番大事なのは信頼出来る1波の存在です。

1波が出たから3波を狙えるわけで、送って頂いた日足チャートは「どこが1波?」という状態ですよね。

どのトレンドに乗れば良いのかわからない、というのは誰だって思っていることで、そんな状態では相場は動かないわけです。

だからレンジが出来るわけで、方向感を示すわかりやすい1波があるからこそみんなそっちについていくわけですよね。

短期足だとトレンドが出てても、長期足だとレンジ、なんていうのもそれぞれその規模感で考えれば当たり前のことなんです。

その規模に対応した1波=3波の中で相場が動いているだけですから。

日足のラス押し戻りと4時間足で見たラス押し戻りと1時間足で見たラス押し戻りは場所が違いますよね。

ラス押し戻りに限らず重要なライン(最高値安値や3波根元等)についてはいつも解説していますが、この重要なラインの間はレンジです。

重要なラインを抜けた1波が出るから次が続くわけです。

それぞれの規模の重要なラインをどう抜けてどうなったのか、その抜けの1波をしっかり観察して、3波に続けられる状況であれば付いていくのです。

1波の定義については講座や通常ブログの方でも何度も解説していますが、それに当てはまる状態が出来ている通貨ペアを探し、2波が出るのを待って、短期のトレンド転換から3波を狙っていって下さい。

この短期のトレンド転換の部分で6巻で解説している両目線シナリオが活きてきますから。

今回の場面で狙うとしたならば、添付④の場面になってきます。

1波のトレンドラインを割って来る2波が出てきた時点で4時間足や1時間足に切り替えれば、下に行くのか上に行くのかの両目線シナリオが作れる状態になっているはずです。

2波と書いてある部分は下目線で言えば3-1波です。

こういう所を狙ってやってみてください。

 

まとめ

今回頂いた場所というのは返信内容にも書きましたが、「どちらにも行ける状態にある」というケースです。

だからこそ迷うのですが、「迷うべき場所である」ということが理解出来ていたならば「狙わない選択肢」が出来るわけですね。

正しい知識がない状態であればいつがねらい目なのかもわからないかもしれませんが、今は迷って当然の状況というのが”わかる”ようになっていればわざわざ難しい勝負をせずに済むようになってきます。

ねらい目なのは、まずはしっかり1波が出てからです。

その上で色々な条件を見て方針を決めていくのです。

色々な条件というのは講座で解説してありますし、通常ブログのトレード記事でも毎回書いていますのでそちらを参照されてくださいね。

日足はどちらにも行けるけど、時間軸を落としてみればまた違った世界が見えてきます。

その落とした時間軸の中で勝負できる条件が整っているのであれば、その小さな範囲だけで勝負していけば良いのです。

僕が普段記事にしている100pips近く獲れるトレードチャンスなんで週に1回あれば良い方ですので、1回10~30pipsくらいを手堅く獲れる範囲を狙ってやってみてください。

ということで今回はこの辺で。来週も良いトレードを( `ー´)ノ

ではでは。

 

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