どうも、モズです。
今回は卒業生さんからの質問があったのでそちらを紹介していきたいと思います。
テーマは表題にある通り、「目線の決め方」です。
おい、前回の記事には「目線は決めない」みたいなこと書いてあったじゃねーか!ってツッコミが聞こえてきそうですが、こうした矛盾した考え方を受け入れることがFXなのです!!
冗談は置いておいて、イメージとしては「相場の動きに対して柔軟に対応していくための考え方」というのが僕がいつもやってる両目線のシナリオ作りなわけです。
解説してる本人としては「柔軟に」というイメージでやってるわけですが、受け手からしてみれば「矛盾」を感じてしまうわけですよ、FXの解説というものは。
トレードをする上ではどちらの目線についても考えておくべきなんですが、そんな中でも「この期間だけはこっち目線で」と決めておくことは出来ます。
見ていく時間足、スイング感、いつも言ってる環境認識の部分ですが、これら全てを踏まえた上で決めていくことが大事です。
それでは、頂いたメールと返信したメールを紹介していくので参考にされてください。
直近AUDJPYで、どういった見方をしているのが良かったのでしょうか?というものです。
質問内容について
モズ先生
こんばんは、FX伝承記卒業生のK.Mです。
お時間ある時にチャートの添削をお願い出来ませんでしょうか?
添付画像はAUDJPYのH4、4月7日22時頃のチャートです。添付図中の①でトレンド転換を確認。
その後、②で外側のトレンドライン(最終防衛ライン)抜けで目線は上。
③で1波裏当てフィボで61.8付近まで押し。
④の場面で直近のダウントレンドライン抜けからロングを売っていく・・・予定だった。
⑤の場面で直近安値を自体で若干更新する動き+直近の上昇トレンドライン抜け
目線を広げて見ると小波の1波は親波フィボ50で止められているので、下落の第3波開始?
結局、ネックライン付近で再度反発して上昇。→目線は上?下?実際にトレードはしていませんが、上目線だったのが時間の経過とともに下目線になり、現在はまったく分からない方向性が状況です。
この場面での自分の認識違いや先生の見解等があれば教えて下さいm(_ _)m
今回のテーマのメインにもなりますが、見ていく小波1波のラス押し戻りはどこなのか?というのに注目して見ていってみてください。
添削内容について
AUD円は見てなかったんですが、今週は月曜にAUDUSDの方でロングで仕込んでいました。(添付画像①参照)
今見た感じだとAUDJPYの方が形としてはわかりやすかったと思うんですが、目線はロングで合ってましたね^^
今後どうなるか?みたいな話は投資補助みたいになるので出来ませんので、あくまでも参考程度にされてください。
欠けてる視点を補足させて頂きますね。
画像が多いので一度外部に保存して、文章と一緒に見ていってください。
とりあえず最低限の斜線として添付2のような感じで引くことが出来ますよね。
そして①の段階で1波が出たという考えは良いです。
そこからは添付3のような認識でロングを考えられるポイントが出てきます。
2波トレンドライン上抜きよりも前の段階でも、
1波ラス押し付近の節目を抜けられず、短期足だと講座で解説しているような形が整っていると思います。
狙いは親波最終トレンドライン付近の親波節目まで。
これで第一段階のN字が完成していきます。
その時点で添付4のように小波の上昇トレンドラインが引き直せますよね。
親波最終トレンドラインも上抜いて、これが新たな1波として機能してくるかもしれません。
この時点で見ておくべきなのが、このN字の3波起点=ラス押しです。
これが下抜けられれば下目線、それより上は上目線で固定しておきます。
※このサイズ感で見ていくならばです。
ここから見ていくべきことも先ほどと一緒で、トレンドラインを下抜けて来た波=2波を待つわけですよね。
そこから今回④と書かれていた認識に繋がってくると思いますが、ここで添付5のように意識しておかないといけません。
1波に対して適切な2波が入っているかどうか、です。
確かにポンド系などであればこうした小さな押し戻りから大きく動くこともありますが、
AUD系はそんな急に動く通貨ではありませんよね。
大きな1波を見ているなら、大きな2波が出るのを待つのが基本です。
実際、こうした小さな押しからの転回を狙うのも間違いでは無いです。
ただ、先ほどまで見ていた大きな1波からの上昇を狙いに行く場所では無いという意識が必要というだけです。
もしこの場面からロングを狙うのであれば、時間足を下げて添付6のようなイメージで小さく獲っていくことになります。
ここからも更にやることは一緒で、
添付7のように親波を認識しておいて、必要なラインを引いて獲れるところだけを獲っていく形になります。
添付8のように2波トレンドライン抜きから狙っても良いですし、
添付9のようなイメージで3-1波を見てからの押しを狙っても良いです。
一番やって欲しいのは添付10のような認識で、しっかり反対目線のシナリオを考えて切り下げラインを引き、
ラス戻りを上抜けられるのを待ってからの押しを意識すると3-2波がわかるようになります。
切り下げラインを上抜きをされても2波ラス戻りを上抜けられない場合は騙しなので注意してくださいね。
しっかり抜けてからのリテストを待つ意識を持ってください。
そしてここからが大事なんですが、先ほどの添付10で下落1波だったら?と書いていますよね。
この下落1波が機能して下落のトレンドラインが引けること、
これこそが最初に見ていた大きな上昇1波に対応する2波になるわけです。
添付11、12のような認識でロングを狙っていくことが出来たというわけですね。
という感じなんですがわかりましたでしょうか?
不明点あればまたご連絡下さい。
まとめ
ということで駆け足ながら直近AUDJPYはどう見ていくべきだったか、というのを解説してみました。
基本的には自分が主軸にしている時間足においての1波を見ていき、その1波が逆目線の2波である可能性を探りつつも、それが崩れたタイミングから勝負するといった形が望ましいわけです。
逆目線のシナリオを探るための切り上げ下げライン、目線、逆目線の方向へ作用するであろう水平線、等々、一方通行の考えだけじゃなく、両方の目線から機能するであろうラインを引くことが出来れば、もっと楽にチャートが見られるようになるはずです。
自分なりに整理して捉えてみてくださいね。
ということで、現時点で直近高値(1波高値)まで捉えたわけですが、ここからどうなるか?といった感じですね^^
では今回はこの辺で。
今週後半戦も良いトレードを!!
コメントを残す