どうも、モズです。
前回の記事の最後に2Dラインを使って云々という話をしましたが、今回は具体的にどうやって活用していけばいいのかというイメージを書いていきたいと思います。
基本的には日足で見られる大きなトレンドに逆らわないようにトレードを行うべきですが、エントリーチャンスが中々少ないのがデメリットです。
一日中チャートを見ていられるわけでは無いですし、見ていられない間にエントリーチャンスが来ていてエントリー出来なかったなんてことも僕はよくあります。
基本的なエントリーするまでの「形」というのは結局どのサイズ感でも一緒なのですが、小さく波動を見ていけばそれだけエントリーするための形は多くなっていきます。
信頼度という意味では大きな波動で見た方が良いのですが、それでもチャンスが増やせるというのは良いですよね。
そうした引き出しを増やすための一つの考え方として押さえておいてもらえたと思います。
2Dラインを使って親波が止まるタイミングを見極める
とりあえず、今回の記事は前回の記事で紹介した場面を使って解説をしますので、まだご覧になられてない方はまずはこちらの記事を読んでもらえたらと思います。
→トレンドライン抜けしてきたけど親波トレンドの押し戻りかも?押し戻りなのか1波なのかを見極めよう。
この記事の中で解説していたこの部分。
左の赤○の部分からのエントリーが出来れば良いですよねっていう話でした。
この左側の赤○付近を15分足で見てみるとこんな感じになっています。
エントリー判断に使うためのラインも引いてみました。
赤水平線=親波ラス戻り(ゾーンで捉える)
黄色斜線=1波トレンドライン⇒下抜けるのを待つ=2波
青斜線=2波トレンドライン
緑水平線=2波ラス戻り
こんな感じの意味を持ったラインになります。
大きなトレンドの戻りの動きになっていくので、2波が一瞬しか入らないことが多いような気がします。
エントリーポイントとしては、2波トレンドラインとラス戻りを陽線で確定してきた足(左側の赤○)、もしくは抜けた後に押しをつけてMAに突き刺さって来たタイミング(右側の赤○)になります。
この辺の考え方はいつもと一緒です。
SLは大体この位置で置くと思います。
短期足だとヒゲで大きく動くこともあるのでもう少し余裕がある方がいいかもしれませんが。。
右側の赤○で乗る場合、ダブルトップやラス押しを下抜けしてきた場合、上はもうしばらく無いなという風に見るので、SLラインより下がって来たならば諦めるといった感じです。
SLを考える場合、今追いかけていくトレンドの既に確定している高安値の下に置くのがセオリーですが、スキャル気味に狙っていく場合、ここを抜けたら逆へのチャートパターン完成や逆への優秀な1波になってしまうという部分の下に置くことが多いです。
この辺も参考までに。
さて、ここまではいつもやってるような木を見てエントリーポイントを探るやり方ですが、その前にまずは森を見ておく必要がありますよね。
一番大事な環境認識の部分です。
前回の記事で書いてある通り、今回の場面は下げトレンド中の戻りの動きを狙っている場面になります。
この環境認識をする時に同時に、「2Dライン」を用いてこの下げトレンドが戻り始めるタイミングを図ろうよっていうのが今回の記事の趣旨になります。
大きなトレンドはいつ止まる?
さて、ここからが本題です。
トレンドというのはどういった要素があって止まると思いますか??
何を基準に判断していますか??
大体の場合、水平線を目安にしていると思います。
親波から引ける節目だったりフィボが該当しますよね。
そこに斜線で止まるという概念も付け加えて見ていくことで更に広くチャートの動きを細かく見ていくことが出来るようになるというのが2Dラインを用いるメリットです。
1D=平行線=1次元
2D=斜線=2次元
こういった感じで見てもらえたらと思います。
じゃぁ実際にどういう風に見ていけばいいのでしょうか。
今回の場面を例に見ていきましょう。
まずは日足で2Dラインの復習です。
2Dラインの基本的なイメージはこんな感じです。
黄色で引いた斜線が水平線に見えるように顔を傾けてみるようなイメージで捉えてみてくださいね。
この辺は他記事でも書いているため詳しく解説しませんので、気になる方は僕のブログ内検索で2Dラインと調べてみてください。
ここからが今回の場面に使うための応用的な考え方になります。
今回使う場面の4hをもう一度見て見ましょう。
こんな場面でまず見つけてほしい形があります。
それがずばり、「V字波動」です。
綺麗なV字の波動を見つけよう
あきチャン先生は勝利のVとか言ってたような気がしますが、そんな感じです。
どこにあるでしょうか?
こんな感じです。
ここからN字波動完成に向けて動き出すのですが、緑〇のタイミングでそれがわかるわけですね。
2波にしっかりとトレンドラインを引いて、それが抜けるまではしっかり待ってください。
そしてここからやることがあります。
切り下げラインを使って仮想のチャネルを作るのです。
ここで言う切り下げラインはトレンドラインでは無いので注意してくださいね。
これからそうなるであろうというラインです。
切り上げ下げラインとトレンドラインはごちゃまぜにしないように注意してください。
こんな感じで仮想のチャネルが引けるのですが、ここから更に付け加えます。
親波の部分に対し、先ほどと同様にネックライン、ラス押し(3波根元)にも引きます。
そしてここで更にフィボを付け加えて、2Dラインを引いた節目が何を意味していたのかを見ていきます。
フィボナッチを使って「頭と尻尾はくれてやれ」ってやってますよね。
どこまで狙えますか?ってなると、78.6までですよね。
じゃぁそこに当てられる2Dラインも効くんじゃね?みたいなイメージで僕はやってたりします。
2Dラインという名前には大した意味は無く、ただ単に斜線を総称して2Dラインって僕は認識しているんですが、今回のはチャネルの応用みたいな感じです。
今回の場面でいえば、日足で2Dラインを引いていた場所にも重なってドンピシャで反応しています。
ラインが交わる場所を血眼になって探してる方もいるかと思いますが、そのための一つの要素として、こうした小ネタも活用してみると面白いかもしれませんね。
相場を見ていると、水平線だけでは捉えられないような動きをすることが多々あります。
そんな時に、ちゃんと意味のある斜線を引いて観察してあげると新たな発見があるかもしれません。
是非活用してみてくださいね。
まとめ
ということで、今回は斜線を使って相場が止まる場所を予測するというテーマでお話してきました。
画像赤○ポイントというのは長期のトレンドフォローとして絶好のポイントとなるわけですが、そこからどこまで狙うか?となったときの、利確するための目安として使えるわけですよね。
まぁどちらかと言えば水平線で見た方が確実なので、利確場所としては、僕はほとんど水平線の部分で切りますw
そしてもし水平線以上に伸びた場合は2Dラインの出番であり、今回のように見ることが出来ていれば、逆張りが始められる場所としての根拠としても見られるわけです。
左側の赤○から逆張りエントリーをするための根拠の一つとして加えることが出来ますよね?って話です。
実際に今回の場面のチャートを見て貰えたらわかると思いますが、この大きな下落トレンドが孕まれている親分波というのは遥か手前にあるわけです。
そこから水平線を頑張って引くだけでは今回の動きは捉えられないわけで、こうして「今流れている波で作れる斜線」を使って終着点を割り出していけるとチャートを見る幅が広がって良いと思います。
綺麗なV字を見つけた際は、チャネルだけでは無く、意味のある節目にもコピーして引いてみてくださいね(´ー`)
ではでは今回はこの辺で。
今週も良いトレードを!
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