エントリーする際に、短期足に切り替えて切り上げ・切り下げラインを引いて待っている方は多いと思いますが、目線の切り替えが早すぎて負けてしまうような場面を紹介しておこうと思います。
特にあきチャン先生の動画を参考にされている方(表面上しか理解できていない)に多い負けトレードのパターンだと思います。
乗る方向は長期のトレンドと同じで、重要ラインへのリテストも取っているようにも見える。
そして短期足で引ける切り上げ・切り下げラインを抜けてきていて、ラインへのリテストで反発したところでエントリー。
そして逆方向に持っていかれて損切りに・・・
なんてパターンです。
身に覚えのある方は多いのではないでしょうかw
僕も昔よくやりました(´ー`)
ということで、直近のNZU/USDを例に紹介しようと思います。
自分だったらどういったシナリオを立てるのか。一緒に考えてみてくださいね^^
長期足の流れを判断
まずは日足や4時間足で長期足の流れを判断します。
日足で見るとこんな感じの相場で、ダウントレンドです。
注意しておくべき点と言えば、前回の安値にてしっかりと止められたという所でしょうか。
それでも日足のトレンドは下方向ですよね。
4時間足で見てみるとこんな感じです。
長期の重要ライン付近でダブルボトムのような形を形成して一旦トレンドつけて上昇。
今はそのラス押しを下抜けて、丁度リテストを取ったように見える場面ですよね。
こんな感じのスイングが見て取れます。
ここまでをまとめると、日足のトレンドは下方向。
4時間足は一旦上昇トレンドを形成するも、ラス押しを下抜ける1波が発生してその戻りを付けているような段階。
こんな感じですね?
次に1時間足で見てみましょう。
1時間足では下落のトレンドが発生しています。
黄色い水平ラインが4時間足のラス押しとして引いていたラインですね。
1時間足のトレンド完成後にリテストを付けて、ここからさらなる下落が始まるかも?というシナリオを立てることが出来ます。
では更に短期足に切り替えてみましょう。
15分足にしてみるとこんな感じで切り上げラインを引くことが出来ます。
4時間足のラス押し付近で少し下落の流れが生まれ、丁度切り上げラインを下抜けてきましたね!
セオリー通りで考えるならば、この切り上げラインへリテストを果たして陰線が確定したらエントリー・・・という感じになりますか・・・?
ただ、ここまで解説したような判断でエントリーをしてしまうと・・・
こうした場面で乗ってしまうと、普通にカモられますから気を付けてください。
重要ライン付近で反応して、短期足の切り上げラインを下抜けて、リテストを確認してからエントリーしたのに何がダメだったのか。
少し今回のシナリオ立てを例にとって見直していきましょう。
ポイントのおさらい
まず意識しておかなければならないことは、重要ラインでしっかりと止められているという事実です。
ちょっと週足で見てみましょう。
週足の直近の流れで見ると上昇トレンドです。
そして現在は、直近の安値のサポートで止められて陽線が立った次の週だということになるわけですね。
下抜けていく可能性ももちろんありますが、長期の上昇トレンド中に前回安値で止められたという事実は見ていなければならないところです。
そして4時間足について。
前回安値で止められてダブルボトムを作って上昇して言った段階で、こうしたN字の流れも予想しておくべきです。
当然ですが、当初立てたシナリオの通りにここから再度安値に向けてトライする流れもあるわけですが、トレードする時にはこの上下両方のシナリオを立てておかなければいけません。
そしてそのシナリオの強いという結果が出た方についていけばいいだけなのです。
つまり、もし先ほどの場面でショートを狙うのであれば、このような動きになった場合です。
4時間足のラス押しの部分であったり、ラス押しを抜けて来た1波の流れに対してフィボを引いて戻り売りゾーンを設定し、その付近に入ってきた段階で短期足がトレンド転換を起こすかどうか。
先ほどの場面では、切り上げラインは下抜けてきても、15分足のラス押しは下抜けていませんし、トレンド転換をしていませんでしたよね?
そんな所で乗っても、それはただの逆張りギャンブルトレードになるのです。
乗るならば、しっかりと短期足でもトレンド転換を果たすまで待つべきなのですね。
画像の緑〇が乗れるポイントです。
もし右肩下がりのダブルボトムのような形になれば、既にトレンドを付けたことになるのでラス押しへのリテスト時点で乗っていけます。
長期足のポイントにたどり着いたからと言って直ぐに目線を切り替えず、しっかりと短期足でもトレンド転換を待つ必要があるということですね。
安易に切り上げラインを下抜けてリテスト付けたから乗っていこうなんて考えていると、損切貧乏になってしまうだけなのです。
まとめ
ということで、よくやってしまいがちな切り上げ・切り下げライン抜けのエントリータイミングについて解説してみました。
しっかりと根拠が揃っていれば短期のトレンド転換を見る前に乗ってしまうこともありますが、基本的にはしっかりとトレンド転換が起こるまで待ちましょう。
今回のように、明らかに逆方向へのシナリオが見えている場合はちゃんとそちらのシナリオも考えておいて、有利な方についていくようにしてくださいね。
どちらのシナリオが勝つかよくわからない・・・なんて所ではそもそも勝負するべきでは無いんです。
強い方の波に乗っていくこと。
短期トレンド転換の3波に乗ること。
それがトレンドフォローです!
切り上げ・切り下げライン抜けはあくまでもトレンド転換の示唆に過ぎないので、過信は禁物ですよ(´ー`)
もし今回のような場面での負けトレードに身に覚えがあるのであれば、目線の切り替えが早すぎなかったかどうか、短期のトレンド転換は視えていたかどうか、もう一度復習しておきましょう^^
ではでは、今回はこの辺で。
最後までありがとうございました。
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