今回は「こんな時どうする?」というテーマで、特定のチャートパターン的なものが出てきた時に何を見るべきかというのも見ていきます。
ダブルボトムが発生したらネックラインへのリテストを待ってから3波目を狙っていく、というのがセオリーですが、そのリテスト段階の2波は狙えないのか?というのがテーマです。
あきちゃん先生の動画ではおなじみですが、ダブルボトムのエネルギー分の波が出た場合にそれを1波として認識していくというルールがあります。
1波はどこまで伸びるかわからないというものですが、1波の終着地点を知るための数少ないルールがこのダブルボトムのエネルギーを見るというものです。
これを逆手にとって2波は狙っていけるのか?というのを見ていきます。
丁度今現在のドルカナダがそんな状況なので、ちょっと注意しながら見ていってみましょう。
ダブルボトムのエネルギーを1波で一気に食い尽くしてきたケース
よくあるダブルボトムのパターンとして、小さくネックラインにリテストを付けて上昇をするというものがあります。
今回のドルカナダではダブルボトムから一気に上昇していく様子が見られました。
若干右肩下がりではありますが、ダブルボトムとして見ていける範囲です。そして大した節目も付けずに一気に1波を出しきった状態となっています。
そして日足で陰線ピンバーを付けというのが昨日までの状況です。
親波フィボ78.6とも重なるので、一旦はここからネックラインへの下落が見られるのではないか?というシナリオが立てられます。
4時間足で見てみるとずっとバンドウォークしている状態でした。
チャネル上限に到達し、これからチャネル下限を目指しつつネックラインへのリテストを取りにくるかもしれませんね。
では同じように、ダブルボトムから大した節目を付けずに一気に1波を出しきったパターンを見ていきましょう。
ダブルボトムから一気に1波を出しきったパターン検証
同じくドルカナダの少し前にも同じような状況になっていました。
ダブルボトムのエネルギー分の1波を出して陰線が立った後、もう一伸びしてから再度下落してきています。
4時間足で見てみるとこのような形になっています。
内側のトレンドラインと外側のトレンドラインとの間の部分(扇部分)に入って来てから狙っていくのがよさそうに思えますね。
こちらは別通貨ペアです。
1波終着予測ラインを4時間足では上回り、ダブルトップを付けながら内側のトレンドラインを下抜けてきて、その後はスルスルとネックラインまで落ちていっていました。
こちらは1波終着予測地点を大きく上回り、その後にネックラインまで落ちてきているパターンです。
当たり前ですが、万能理論ではないですね。
まとめ
基本的にはネックラインまで落ちてきた後に狙っていくのが望ましいですが、2波を狙うというのも条件が良ければいいのではないでしょうか。
先の例に挙げたように、ダブルトップのような転換パターンが短期足で出てきたら仕掛ける等のルールを作ってやるのも良いと思います。
ダブルボトムから節目を付けずに一気に1波を出しきるというのも早々無いですが、よかったら探して検証してみてください。
では今回はこの辺で。
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