バイナリーオプションが初心者におすすめって嘘だよ。勝てない仕組みと本質について

ネットビジネスに少しでも興味を持ったことがあるのであれば、バイナリーオプションというビジネスを耳にしたことがあるはずです。

ブログやYoutube、怪しげな高額塾の販売者をはじめ、多くの人が口を揃えて「バイナリーオプションは投資初心者におすすめ!」と語っていますよね。

そのおすすめされている理由を抜粋するならば、

・上がるか下がるかを予想するだけの単純作業
・スマホ一つで簡単に取り組める
・FXや株のような高度な知識が必要無い
・サインツールを使えば誰でも簡単に結果が出せる
・低資金から始められる
・短期間で結果が出る

こんな所でしょう。

確かにこれらの項目だけを見れば魅力的なビジネスに見えるかもしれません。
しかしその実態は、「初心者にオススメできる投資ビジネス」とは程遠いものだというのが現実です。

バイナリーオプションで稼いでいる人は確かに存在しますし、バイナリーオプション自体を否定する気は毛頭無いのですが、
「FXが難しそうだから簡単そうなバイナリーオプションをやろう」という安易な行為に走らないようにして欲しいのです。

もし僕が知り合いに投資を教えるのなら、間違いなくバイナリーよりもFXを選ばせます。
どうしてもバイナリーがやりたければ、FXで稼げるようになってからにしろ。と伝えます。

なぜバイナリーをおすすめ出来ないのか。

僕の経験も踏まえて少し詳しく解説します。

バイナリーオプションは限りなくギャンブルに近いものである

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「バイナリーオプションは投資です!」
そんなことを平然と語る情報発信者は多いですが、僕はバイナリーオプションは投資では無いと感じます。

限りなくギャンブルに近い、お金を使ったゲームです。

バイナリーオプションを投資と捉え、安定的に資産を増やそうと考えることは、パチンコで安定して資産を増やそうと考えるのと同じだと思います。
パチンコはギャンブルだけど、バイナリーは投資だからOKという謎理論が働いてしまうのは、バイナリーオプションを斡旋するアフィリエイターや情報販売者による情報操作に見事にハマっている証拠です。

僕はFXをメインに取り組んでいますが、もちろんバイナリーオプションの経験もあります。
商材やツールもたくさん見てきました。

そして今では、「資産を増やしていく手段」として考える上で、バイナリーオプションはFXと比べて遥かに困難なものであるという結論に達しています。

なぜバイナリーオプションが投資では無くギャンブルなのか。
なぜバイナリーオプションでお金を増やすことが困難なのか。

その理由を解説します。

バイナリーオプションをおすすめ出来ない理由

まず、なぜみんなバイナリーオプションを始めるのだと思いますか?

その大きな理由は、「1分や3分、5分先といった短い未来の相場状況を、上がるか下がるかの2択で予想する」という仕組みが魅力だからです。

日本ではバイナリーオプションによる短期売買が禁止されたので、こうした短期売買が出来る海外業者を選んで実践することになります。

何故日本で規制されたのかというと「バイナリーオプションが限りなくギャンブルに近いものであるということを国が判断したから」に他ならないわけですが、実際そんなことはどうでもいいんです。

見るべきなのは、バイナリーオプションの仕組みそのものです。
まず、バイナリーオプションというのは「勝てば掛け金の1.6~2倍のリターン、負ければ全損」という仕組みになっています。
2倍のリターンを得るための条件は中々厳しいので、大抵の場合は1.6~1.8倍の配当で実践していくことになります。

もうこの時点で、リスクリワードが1:1以下なわけですよ。

プラス収支にするためには、「勝率6割以上」が絶対条件となります。
この”勝率6割以上”を毎月毎月維持していくことが出来なければ、「資産運用を目的とした投資行為」とは程遠い結果になってしまいます。

では単純に勝率6割を超えるロジックなりツールなりを買えば良いのでは?という考えに繋がりますし、
現に「勝率9割」だとか「絶対勝てる手法」なんて名目で多くの商材や高額塾が登場しています。

FX業界でもこうしたことを謳う商材や塾は多数ありますが、そもそもFXとバイナリーでは決定的に違うものがあるのです。。

 

限りなくユーザーに不利な条件が課せられるバイナリーオプション

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リスクリワードが1:1以下というだけでも不利なわけですが、それ以外にもバイナリーオプションで勝てない理由があります。

まず期待値収束の問題。

上がるか下がるかの2択ということは、単純に考えて勝率は50%になります。
これは回数を重ねれば重ねるほど、その勝率は限りなく50%に近づいていきます。

そして更に、「胴元」の存在がこの期待値低下に拍車を掛けます。

バイナリーオプションにはFXとは違い、ギャンブル同様の「胴元」というのが存在します。
「ハイローオーストラリア」や「オプションビット」を始めとしたバイナリー運営業者のことです。

バイナリーオプションはFXのような通貨間のやり取りを行うのではなく、ユーザーと業者の間でお金のやり取りを行う「ゲーム」です。

となるならば、「胴元」に有利なゲーム設定とされていることは明白なわけですね。
ユーザーが負けるからこそ、胴元は運営を続けられるわけですから。

その胴元に有利な設定というのが、主には「約定タイミング」や「配信レートの違い」が上げられます。

やってみるとわかりますが、明らかにユーザーに不利なタイミングでの約定や、業者に有利なレート配信が平然と行われています。

一瞬下がった時にボタンを押して買ったはずなのにエントリーが行われず、少し戻った所で約定されたり、
MT4や証券会社の配信する為替レートでは小刻みでも相場が動いているにも関わらず、バイナリー業者の配信レートは動かない。

なんてことがザラにあります。
「胴元」が存在するマネーゲームでは、「胴元が有利になる仕組み」となっていて当たり前と言えば当たり前なわけですが、
こうした要素によってユーザーが稼げる期待値が下げられているにも関わらず、バイナリーオプションが投資だと考えるのは間違いではないかと思いませんか?

 

勝率◯割超えを謳うツールやノウハウで勝てない理由

先ほどバイナリーオプションをやる理由として、「1分や3分、5分先といった短い未来の相場状況を、上がるか下がるかの2択で予想する」ことが魅力だからということを伝えましたが、この短時間先の未来を予想することがまず難しいわけです。

「短時間先の未来を予想する方が楽」という言葉を良く見かけますが、チャートを読む力がついてくると、短時間先の未来よりも中期先の未来を予想する方が遥かに正確だということに気づけるはずなのです。

どれだけ優秀なツールだったりロジックであったとしても、「為替相場に生じる小さなノイズ」は予測することが出来ませんし、この小さなノイズに大きな影響を受けるのが、この短期取引におけるバイナリーオプションというものなのです。

ノイズと言う意味では、先ほど解説したような業者がユーザーに課している「ハンデ」も含まれるでしょう。

こうしたノイズに全て打ち勝って、「勝率6割以上をずっっとキープすること」がどれだけ難しいことでしょうか。

だからこそ面白いという人もいるでしょうし、バイナリーオプションで稼げないと言っているわけではありません。

初心者が安易に手を出すべきでは無いということを知っておいてもらいたいのです。

 

勝率6割をなんとかして維持するために、大抵の人は新しいロジックやツール探しに躍起になります。

しかしいかに優秀なツールであれロジックであれ、それが通用する相場と通用しない相場が存在するわけです。
いつでもどこでも勝てるとか謳う商材ほど信用出来ないものは無いですよね。

貴方は、そのツールやロジックの通用する相場環境が見極められますか?
その相場環境になるまで待てると思いますか?

まず無理だと思います。

初心者であればなおのこと、”待つ”ということが出来ません。

本当は優秀なロジックやツールなのかもしれなくても、何故そのロジックが通用するのか知らなければ意味はありませんし、その通用する相場がわからなければ勝てるものも勝てないのです。

そしてそこからはノウハウやツール収集の堂々巡りです。

パチンコ必勝法だの競馬必勝法だのといったマニュアルを探し回るのと同義だと思いますが、それでも探してしまうようになってしまうのが悲しいところです。

バイナリーオプション

バイナリーオプションはギャンブル性が強いという話をしましたが、パチンコ台の前に座ってじっとしていられる人がいないように、パソコンを開いてバイナリーの取引画面を開いた段階で”取引したくてしょうがない心理状態”になってしまうのです。

バイナリーオプションは、ユーザーに対してギャンブルをやっている時同様の高揚感を煽り、中毒性の高いものとなっています。
この辺は実際に体験しないとわからないかもしれませんけどね・・・^^;

こうした高揚感を味わいたいが故にバイナリーオプションを続けてしまうのは、日本人ならではの「ギャンブル脳」が理由でしょう。

日本のパチンコ業界の売り上げは2016年で19兆らしいですが、これは世界的に見ても異常な数字です。

「日本人はギャンブル行為において自主的に規制出来る人がほとんどいない」ということを物語っています。
だからこそ、日本ではバイナリーオプションについて規制が入ったわけですよね。

取引画面を前にして”待つ”ことが出来ないからこそ、バイナリーオプションでは勝てないのです。

逆に言えば、バイナリーオプションで勝てている人というのは「待つ」ことが出来る人であり、「相場環境を読むことが出来る」人であるに他ならないのです。

そういう意味で、バイナリーオプションというのはFXよりも遥かに高度な技術と経験が必要なビジネスであると言えるのでは無いでしょうか?

 

もしギャンブルをやったことがある人なのであれば、その「中毒性から来る危険性」は十分に理解出来ていることでしょうし、「パチンコを投資として考える」なんてことはしていないはずです。

それはギャンブルをやらないと決めている人にとっても同じことです。
ギャンブルをやらないと決めているなら、やるべきではないのです。

「余剰資金で楽しむためにやる」のであれば全然OKでしょう。

「投資目的で継続的に稼ぐためにやる」のであれば、おすすめは出来ません。

「パチプロを目指す」くらいの意気込みが必要でしょう。
安易に目指すべきものではありません。

 

初心者こそFXから始めるべき

以上の理由から、僕はバイナリーオプションの実践をおすすめしませんし、投資を始めるのであればFXをおすすめします。

FXで勝てないのにバイナリーオプションでは勝てる。ということはまずありえません。
正確には「投資としてお金を継続的に増やしていくこと」は出来ません。

もしバイナリーオプションで初心者が稼げた理由があるなら、それは単純に「ギャンブル」だからです。

パチンコ台に座って球を打っていれば、誰でもいつかは当たりを引くでしょう。
そんな次元です。

投資で稼ぐために努力をする用意があるのであれば、しっかりとチャートを分析していくための知識や経験を積むことが大事です。

その過程において、常にリスクリワード1:1以下で勝負しなければならない環境よりも、最低でもリスクリワードが1:1以上であり、時間の経過と共にリスク0リワード∞の状態にすることが出来る環境で勝負した方が何倍も良いと思いませんか?

数ヶ月、数年先の未来を予想するなんてことは出来ませんが、長期的な予測を踏まえて数時間先の未来を予測する方が短期予測よりも遥かに楽です。
秒単位で発生する相場の”ノイズ”に悩まされながら、”勝率6割”を維持するために躍起になる必要なんて無いのです。

例え勝率2~3割であっても、最終的にプラスに出来る可能性があるのがFXです。

自分が勝てると思う絶対的に自身を持てる方法を何か一つ身につけることが何よりも大事です。

これは経験を積んでいくしか無いと思いますが、結局投資で稼ぐためにはそれなりに努力するしかありません。

僕もこのブログを通して日々修練を重ねているので、一緒にFXを頑張りませんか?
FXで稼ぐために取り組んできた経験や知識をブログでアウトプットしているので、これから取り組むのであれば参考にして貰えればと思います。
→FX攻略記事一覧

 

楽して稼げるもの。
それは結局はギャンブルでしかありません。

それで継続的に稼いでいこうと考えるのは、ちょっと違うのでは無いかなと思いますよ。

バイナリーオプションは余剰資金を使ってお金が増えるか減るかを楽しむギャンブルとして楽しむことをおすすめします。

 

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