【聖杯手法!?】あきちゃん先生推奨の移動平均線パターン(焼き芋、ダブルマウンテン)

今回は移動平均線を用いたエントリー手法についての紹介です。

移動平均線(MA)は相場全体の大まかな流れを見るためにも使いますし、エントリータイミングの補助としても活用できる優秀なツールです。

基本的にはスイング認識に伴うラインを活用してトレードシナリオを組み立て、ラインを活用してエントリーもしていくというのが基本なのですが、中々難しいと感じることも多々あるはずです。

ラインに関する知識が付いてくることで、せっかく優秀なシグナルを出してくれているMAをおろそかにしてしまっていることも僕を含めて多々あると思います。

ラインへの反応に固執してしまうがあまり、エントリーチャンスを逃してしまった経験もあります。

そんな時に、あの時ちゃんとMAを見れていればなぁっていうことにならないように、今回は「エントリー判断に使えるMA手法」について紹介します。

あきちゃん先生の動画でよく出てくる「焼き芋」と「ダブルマウンテン」というものです。

これらのエントリー手法が活きる場面、そうでない場面をしっかり意識して使いわけられるようにしていきましょう。

では、「MAの焼き芋」「MAのダブルマウンテン」について詳しく見ていきましょう。

参考動画:MAのチャートパターン

MAパターンを見ていく際の大前提ポイント

MAパターンを見ていく際に押さえておくべきポイントとして、トレンドの中の押し戻りの動きに対して見ていくということが大事です。

どこでもかしこでもこのパターンを見たら乗っていくのではなく、乗って良い場所・悪い場所を見分けなければいけません。

トレードの基本はトレンドフォローです。

日足等の大きな目線でしっかりトレンドが出ていること、その中での短期足(4時間足)の状況で押し戻りの動きになっているところで注目していくようにしていきましょう。

日足が下落トレンドなのであれば、4時間足で上昇トレンド(2波トレンド)となっている場所、この2波のトレンドの転換を見極める時に使えるのがMAパターンだということを念頭に見ていってください。

また、長期的な強いレジサポからの転換部等であれば。転換初動の動きを見るとして利用してもいいでしょう。

このMAパターンだけを頼りにするのではなく、ダウ理論に基づくトレンド判断、重要なラインの考え方に基づいて今後の方向性を判断し、その上で補助的な要素としてMAを活用するのが得策です。

MAチャートパターン:ダブルマウンテンについて

基本的な考え方は動画を見て貰えると把握できたかと思いますが、MAのダブルマウンテンというのは普段見ているローソク足のダブルトップのMA版といった感じです。

あきちゃん先生は4時間足で解説していますが、僕も4時間足で見ることをおすすめします。日足の流れの中身を細かく見られる時間足ということで、一番バランスの良い時間足だと思います。

ビジュアル的に把握できるように簡単な図を残しておきます。

雑な図で申し訳ないですが、このような感じでEMAとSMAで形成されたダブルトップのことをMAのダブルマウンテンとされています。ダブルボトムであればこの反対ですね。

ダブルトップになる場合は、EMAとSMAがデッドクロスになり、2つの山を築いてくる状態のこと。

画像内緑のMAが20EMA(実体)とSMA(破線)です。

日足基準の20MA(紫色・4時間足では120MA)が下向きなので、それだけでも下落トレンド中だということもわかります。

ダブルボトムになる場合は、EMAとSMAがゴールデンクロスとなり、2つの山を築いてくる状態のこと。

日足のMAが上向き状態ということで上昇トレンドでの局面です。

 

これらを基本のチャートパターンとして押さえておきましょう。

よく僕のブログを見て下さっている方であれば、ここにどうやってラインを引いて狙っていけばいいのかというのもすぐにわかるような場面だと思います。

ラインだけを根拠とするのではなく、MAも根拠のうちの一つとして見ていくことで自信を持ったエントリーが出来るはずです。

2つの山が重なるパターン

ダブルマウンテンとしてもう一つのパターンも紹介されていました。

このような形で、2つの山が重なるように出現するパターンです。そこまで多く出現するようなパターンではないかなといった印象です。

何かしらの強い抵抗線に当たってくるような場面での転換局面で出てくるイメージです。

正直、2つの山が重なるように出現してそのまま交わらないように進んでいく、というのはそうなってからわかることなので、それだけを頼りにエントリーするというのは怖い感じはしますよね。

動画内ではデッドクロスのポイントを抜けたような所からエントリーという説明がされていましたが、MAチャートパターンの他にも何かしらの要素があった上で狙っていきたいポイントですね。

 

追加で押さえておきたい考え方

動画内ではこのような場所からはしっかり伸びていくという説明がされていましたが、こういう場所というのは短期のトレンド転換初動の動きとして見ることが出来る場所が多いです。

つまりは1波目、3-1波目の動きとなっているわけです。

大きく方向性が付いて動いたということは、それだけMAと価格の乖離も進んでいるわけで、グランビルの法則も働いて必ず20MA付近まで戻ってきます。

これがいわゆる2波目の動きとして機能するので、無理に1波目から乗っていかずとも、余裕を持って3波目から狙うというのも視野に入れてやってみるといいでしょう。

3波目を狙っていくようなシナリオを考えている時、1波が出る時にこうしたMAパターンが出ていなかったか?等といった視点で見ていくことで視野も広がります。

チャートを見ているタイミングによっては1波目の途中からスキャルピングで狙っていくことも出来るでしょう。

MAの生き別れからの聖杯手法

僕がFXを始めたころに見た動画を思い出したので紹介しておきます。

僕が普段から言っている「見ていくスイングによってトレンド判断が異なる」というのはこの動画から来ていたんだなと思い出しました。
動画内でも言われていますが、ぱっと見で流れを判断するためにもMAは非常に優秀なツールだと思います。

僕は勝手にMAの生き別れって言ってますが、EMAとSMAが逆の方向にクロスした状態のことを指します。

この時に今回紹介したようなダブルマウンテンのような状態になっていることがよくあります。

ちなみに動画内で紹介されていた場面のその後がこちらです。

MAの生き別れ状態の時にMAのダブルトップにもなっていますね。

そこからグランビルの法則が働いてMAに対して戻りを付けてからしっかり進んでいっています。

今回の場面をいつものように波で分析していくとこうなっています。

2波目、3-2波目をどうやって分析していくか、というのが色々難しかったりするのですが、MAを参考にしておくだけでもだいぶ有利になってくることでしょう。

後述する焼き芋パターンもこうした場面でよく出てきます。

MAチャートパターン:焼き芋パターンについて

あきちゃん先生の動画では頻出する焼き芋パターン。

EMAとSMAの間に焼き芋型の空間を作り、その空間が閉じたタイミングがエントリーポイントだというものです。

下落の場合はEMAのデッドクロスが、上昇の場合はゴールデンクロスが目安です。

このような感じで、トレンド中に発生する押し戻りトレンドの発生に付随して高確率で出現してきます。

押し戻りのトレンドラインを抜けてきて、焼き芋が出来上がったところからのエントリー、というのが基本戦略です。

トレンドライン抜けから大して戻りを付けずに進んでいってしまうのを指をくわえて見ているということも多いかもしれませんが、焼き芋閉じたから攻めてやれという気分で乗るのもありです。

何れにしても、しっかりとトレンドフォローの形になっている場面であるということが大事です。

焼き芋が閉じ始めるまで待つという「待ち」の意識付けも大事

例えばこんな場面。

赤枠の場所までで見ていた場合、なんだかいい感じに戻りを付けているので乗っていきたくなりますよね。

でも「焼き芋の焼き始め」のタイミングだということが意識の中にあれば、焼終わりまで待ってみようという意識にもなってきます。

しっかりと焼き芋が完成するまで待つことで、何か別のパターンに気付けるはずです。

焼き芋パターンでは遅すぎる場合もある

待てと言ったり待つと遅いといったりどっちなんだと思われるかもしれませんが、実際焼き芋だけ意識していてもダメなことは多いです。

こんな感じで、焼き芋の完成を待っていると乗り遅れることも多いでしょう。

こういう時は諦めて、ちょうどいい感じになっている場所だけを狙ってみるとかもいいでしょう。

焼き芋だけを見るのではなく、全体のスイング認識、それに伴うライン引きがあってこそだとは思うので、上手くバランスを取りながらやっていく必要があると思います。

まとめ

ということで、MAを活用したエントリーの考え方を紹介させていただきました。

MAの動きだけで勝負していくというのはアレですが、MAを見ることでわかることはたくさんあります。

動画内でも解説されていましたが、基本的には大きなトレンドの中で出てくる押し戻りの動き(2波トレンド)の場面でMAも一緒に見ていくというイメージでやっていってみてください。

焼き芋が完成に向かいつつ、2波トレンドラインを抜けてきたような場面、というのが基本のねらい目ポイントとなってくるので、今後意識してやっていきましょう。

そういう場面が整っている通貨ペアを見つけるというのも大事ですね。

ということで今回はこの辺で。ではでは。

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