どうも、モズです。
ドル円がすごい事になってきていますね。
とりあえず次は1990年に付けた節目の160円が直近の目標になってくると思いますが、一旦大きな押しを付けてから目指していくことになるのでしょうかね?大きな上昇トレンド完成ということで、その中で今後狙っていける部分があれば狙っていきたい通貨ペアになってくれました。
ということで今回は全然関係ないGBPAUDでのお話です。
普段あんまり見ない通貨ペアなのですが、良い感じの形になっていたのでちょろっとやってまいりました。
具体的な形の紹介としては、3角持ち合いを形成している状態での攻め方についてです。
切り上げラインと切り下げラインのどちらも引ける状態(1波の出し合い)が行われている状態ということで、基本的には抜け待ちがセオリーです。
ただ、週足レベルなどの長期でこの状態になっていると抜けるまですごい時間がかかりますよね。
まぁ見るべきポイント、やるべきことは普段と変わらないのですが、持ち合い状態だからこそ出やすい形などもある気がするのでその辺に注目してもらえたらと思います。
ではいってみましょう。
GBPAUD環境認識
週足はこんな状況となっています。
親波フィボの安全圏(78.6)は到達済みで、そこから切り返しが始まるか、最高値まで目指すのかどうなのかといった状態。
とりあえずはN字の下落1波は完成済みで、この下落1波のN字を切り返す上昇1波も完成済みという状態。
大きな流れとしては上なのでどちらかといえば上有利かなくらいのイメージで見ておきます。
上目線で言えば、良い感じの押し目のトレンドを付け、そのトレンドを切り返す優秀な上昇1波が生まれたよっていう状態ですね。
お次に日足で見てみましょう。
画像には緑のラインで切り下げラインと切り上げラインが引けていますが、この2本のラインが引けるタイミングをしっかり理解しておくことが大事です。
まず切り下げラインが引けるタイミングは・・・
この下落1波が出てきたタイミングで切り下げラインが引けます。
この辺の詳しい解説をやりだすとキリがないので詳しく知りたい方は伝承記へどうぞ。卒業生さんは具体的にこうやって使っていくんだという復習にしてもらえたらと思います。
どちらも親波起点から1波頂点に向けて当てるのが切り上げ下げラインです。
そして1波が1波として確定したタイミング=2波の発生の時点で切り下げラインを引いていくことになります。
細かく言うと片方はラス押し抜けの強いタイミング、片方はトレンドライン抜けのみの弱いタイミングということになるので差が生じますが、一つの例として見て貰えればと思います。
つまりはこの時点で2つのシナリオがあって、この切り上げ下げラインが抜かれることによってそのシナリオが加速する可能性があるよっていうのをわかるようにするためのラインということです。
ざっくり書くとこんなイメージになってきます。
上目線だと最初に書いたように親波78.6到達済みなので直近最高値で止められてしまう可能性もありますし、下目線だと1波の中の3波根本を上抜かれているので素直に下に進んでいかない可能性があったりで、色々な状況が予想出来てしまう難しい場面でもあるという感じですね。
この3角持ち合いが崩れたとしても並行レンジを崩せる要素が揃っていないのでまた足踏みしちゃうかもねっていう通貨ペアに見えます。3角持ち合い、並行レンジを崩した後なら美味しく攻められそうな通貨ペアです。
ということは、直近で良い形が整っているのであればそのポイント(直近の切り上げ下げライン)までを目標と出来るわけです。それだけでも結構な期間がかかるはずなので、持ち合いで難しそうと思わずに、その持ち合いポイントまで攻められる場所を攻めようという意識でやってみましょう。
単純にセオリー通りの場所から攻めてみる
まず日足のこの状況を見るだけでも、今が良いポイントだという風に見えます。
ブログでも良く書いているポイントですが、1波の中の3波根本抵抗ポイントです。
そしてボリバンが並行レンジを作り出し、2σ抵抗とも重なっている状況です。そしてついでに切り下げラインも迫ってきているという状況なので、下への圧力が強まるポイントになっていますね。
4時間足では直近で強い上昇トレンドとなっていますが、強い抵抗ゾーンで長い上髭を出し、髭も見れば右肩下がりのN字トレンドを、髭を見なければWトップを作りに来ているのではないかと見れる状態になっていますね。
この場面を1時間足で見てみると更に面白い状況になっています。
先ほど日足で見ていた状況と同じ形が見えてきませんか?
1波N字の中の3波根本抵抗ラインを上抜けられずに落ちてきている状態です。
この「1波N字の中の3波根本抵抗ラインを上抜けられずに落ちてきている」という”状態”を測るためにはトレンドラインを利用します。
1波の中の3波根本抵抗ラインを上抜けられずに、直近のトレンドラインを下抜けてしまった、だから1波の中の3波根本抵抗ラインが強く意識されているのだ、という風に見ていきます。
予測と確定判断の違いをしっかり意識していきます。
欲を言えば確定段階ではトレンドライン抜きとラス押し戻り抜きの両方を満たす「優秀な1波」の存在が好ましいです。
この辺の細かい判断が大事なので、伝承記卒業生さんはしっかり意識してみてください。何言ってるかわからないのであれば一から見直してみてくださいね。
抑えられた”から”エントリー
ということでエントリーを仕掛けます。
直近の1波の中の3波根本抵抗ラインで抑えられたことを確認してからのエントリーです。
目標としては直近の上昇トレンドラインを下抜けていくことが下目線での目標になってきますが、とりあえずは1波=3波のあきちゃんメーターで獲っていきます。
そして1日でこうなりました。
続けて今後の目標解説
1波の中の3波根本抵抗ラインの話を何度も書きましたが、直近では見た通り「抑えられた」形が見えました。
とは言え、日足で見てみると「抑えられるかも」の状態です。
日足の形では「抑えられるかも」状態でボリバンや切り下げラインの関係で「抑えられるかも」の確率が高いかもね、という状態です。
この中で起こった短期足での「抑えられた」状態から短期の流れを拾っていったというのが今回のトレードでした。
僕が普段やっている「いつもの型」とはまた別の鉄板パターンなので、この辺の「型」も取り入れて貰えたらと思います。
注意すべきなのは、いつ何時もどんな時間足でも1波の中の3波根本抵抗ラインからの反発狙いだとダメだということです。
ダブルやトリプルといった有名なチャートパターンも同様ですが、その時その形だけを見てやっていても中々上達はしないので、環境認識含め色々な要素を組み合わせて「確率の高い」エントリーポイントを見つけられるようにしていくことが大事ですね。
ということで今回は、長期的な直近目標となっている切り上げラインへの攻防へ向けての第一歩の状態作り(1波目)というのが今回のトレード内容でした。
なのでまずは直近のトレンドライン攻防戦を制すること、そして制した暁には切り上げラインへの侵攻が始まります。
とりあえず下目線ではこういったシナリオの流れになっていくと思われるので、仕掛けられそうな形になってくればまた仕掛けていきたい所です。
当然ですが、持ち合いの状況では上下の動きが入り混じってきます。
ふとしたきっかけで逆方向へ動いたりもするので注意が必要です。だからこそ、「持ち合いは抜け待ち」がセオリーなのですね。
とは言え、持ち合いだからこそ「3波根本までの押し返し」というのが良く表れるような気がします。
1方向へのトレンドが出ている状況であれば、「3波根本まで戻らない」のが普通ですからね。
そういう時には「いつもの型」が有効なのです。
この辺の考え方を組み合わせながら、場面に合わせてトレードしていきましょう。
では今回はこの辺で。後半戦もあと少し、頑張っていきましょう。
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