どうも、モズです。
普段から「1波=3波のN字が完成したら次は戻る」という話をしていますが、今回はN字完成しても戻らない時はチャンスだよというお話。
基本的に「N字が完成したら戻る」という注意をすべきなのは直近の動きに対して見るべきことで、大きなN字を完成させた後というのは少し様子を見て仕掛けることが可能です。
大きな波で言う5波目を狙えるよということ。
この5波目に含まれる小さなN字の3波目を狙っていって、この小さなN字3波が完成したら戻るかもよ?っていうことです。
今回はそんな状況でのトレードです。
まだポジション保有中ですが8割決済残り泳がしの状況なので、今後の参考にしてもらえたらと思います。
※通貨ペアはNZDUSDです。
ではいってみましょう。
環境認識は日足で、基準となる1波を見つけておこう
俗にいうトレンド相場になっている通貨ペアというのは、必ず元になる1波というものが存在します。
これは必ず見つけておくようにしてください。
NZDUSDの直近の動きとしては下降トレンド真っ最中という状態です。
大元の1波に対してフィボナッチエクスパンションを引いているので波の数え方はわかるかと思いますが、直近の動きも含めておさらいしていきます。
まずは親波トレンドラインとラス押しを下抜ける優秀な1波が発生、その後に1波の安値を切り下げる3-1波の発生によってトレンド転換が起こります。
その後の3-2波によって3波根本が脅かされるのですが抜けきれず、下落に転じて3-3波が発生。
1波=3波となる100%ライン(あきちゃんメーター)と親波フィボ61.8ラインを若干オーバーしながらダブルボトムを形成しにきているという状況でした。
大きな1波=3波が完成し、親波フィボ61.8にも到達し、一旦は戻りの局面になっていくかも?という予測が立てられますよね。
反転1波を見つけよう
戻るかも?と思ったら、1波の発生を待つ必要がありますよね。
上昇するのであれば、現在の下落トレンドラインとラス戻りを上抜いていく流れが必要です。
僕はショートで狙っていたので既に準備をした後になるのですが、一旦は上目線のシナリオを持っておく必要がある場面です。
小さいですが、ダブルボトムからのネックライン抜けを果たした1波が出ていました。
そしてその後の3-1波によって高値を超えられずにダブルを付けて、若干ですが下落の1波に見える波を付けに来た後というのが画像の状況となっています。
はっきり言って形的には良くないです。が、他のドルストレート系に比べれば戻りのトレンドラインを下抜けてダブルトップが見えるという点で優勢に見えました。
仮に上昇1波が120MA(紫のMA=日足の20MA相当)をしっかり上抜けるほどの上昇を見せていたならば話は変わって来たと思います。
こうはならずに日足20MAに押さえつけられる形で、ボリバン2σにも押さえつけられる形でダブルトップになってしまったという形に注目しました。
こういう形を作りに来る可能性が見えてきたわけですね。
トレンドラインとラス押し戻り抜きの1波が出ていてついていったつもりなのに大きく引かれてしまったという失敗トレードを経験された方も多いかと思いますが、3-3波目のトレンドラインとラス押し戻りを抜けてきたら、それは1波もしくは4波の可能性も考えておくと良いと思います。
短期足で見てみると↑画像のロングでも獲れないことは無さそうですが、しっかり伸びる3-3波ではないという意識が必ず必要です。
こういった場面から大きく狙っていってしまう方が非常に多い印象なので、注意してみてください。
エントリーの考え方
今回の場面は正直どちらにも転べるような状況ではありました。
切り上げラインを引いている1波も、1波としては抜けが甘いです。
とは言え、反転根拠のある場所(大きな1波=3波の完成、親波フィボ61.8)から発生した1波から3-1波の流れでトレンド転換を作れずに落ちてきた、という事実と、大きな流れは下ということで「やや下有利」という状況で見ていました。
この状況の後に何を望むのかといえば、まずは切り上げラインの下抜き、そしてトレンドの発生です。
ひとつ前の画像の段階から切り上げラインは抜けてきそうだなという風には見ていました。
こういう所の形としては綺麗に見えている通貨ペアだったかと思いますが、見えますでしょうか??
いつもの型からのダブルトップ発動パターンですね。
そこから切り上げラインを下抜き、若干ですがトレンドも付けてくれていました。
そして20MAにピンバーつけつつ下降を始めていたので、ここからエントリーです。
エントリーする足の3つ前で長い下髭を出しているのが分かると思いますが、こうした抵抗を受けた後でも何事もなかったかのようにMA反発で落ち始めてきていたので、これは下がるなという感じでした。
利確はあきちゃんメーターで堅実に、確実に。
分割決済の第一目標はネガティブに見たあきちゃんメーターを使います。
丁度直近最安値にもかかる感じの場所ですね。
ちなみに最終目標はこちら。
フィボ78.6手前にある親波実体節目です。
まずはネガティブ1波=3波のラインで分割決済。
しっかりと切り上げ下げラインを抜けてからのエントリーの場合、このネガティブあきちゃんメーターラインはほぼ確実に到達します。これでまずは精神的優位を勝ち取るのです。
お次の本命はこちら。
ポジティブあきちゃんメーターと親波節目ラインです。
ここで毎回8割がた決済をかけるのが僕のやりかたです。
あきちゃんメーターをちゃんと引けていれば、親波節目か親波フィボのどちらかと大体重なります。
こういう場所は強い抵抗があったりするので、しっかり切っておきましょう。
そしてここから更に泳がせておまけを得る際は、損切ラインを建値よりも下にするのを忘れずに。
今まで得た利益は減らしません。
まとめ
ということで一旦まとめ。
・大きな1波=3波完成後は逆目線1波or4波~5波、いずれかの流れを見極める
・直近の1波=3波の流れを大切に
大きな流れというのはそれだけ転回するためにエネルギーを使ってきます。
大きなダブルやトリプルを形成してくる可能性があるということです。
そしてそれを理解していれば今回のようにつかめるチャンスもあるので、目標到達したからすぐに逆張りだ!とはせずにしっかりと流れを見極めていきましょう。
そして執筆中の現在はこんな感じになっています。
一応安値は切り下げていますが、底は重そうな印象です。
日足ボリバン-2σに到達して反発してきている感じになっています。
一旦はしっかりと戻りを付けに来る動きが出てきてもおかしくないと思います。
既にトレンドラインは抜けてきているので、ラス押しと3波根本で形成されるゾーン付近への引き付けを待ってから、短期足の転回を待ってショートエントリーが理想かなと思っています。
改めて乗れる形になってくれればいいですが、日足で引いている底値2Dライン(白線)でがっつり3点目反応しているので、大きな戻しになるかもしれません。
トレンドラインも抜けてきたし、残りのポジションももう切ってしまおうかなという感じです。
ということで今回はこの辺で。
後半戦も頑張っていきましょう。
ではでは。
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