どうも、モズです。
今回は先週やっていたEURGBPのトレード紹介と合わせて1時間足MAの活用方法について改めて解説したいと思います。
僕は今まで色々インジケーターとか使ってきましたが、結局メインで活用しているのは移動平均線とボリンジャーバンドです。
そしてN理論に基づくライントレードが主軸のトレードスタイルですね。
僕の所で学びにこられるとどうしてもラインやスイング認識に対する技術ばかりが先行してしまいがちですが、移動平均線はめちゃくちゃ大事です。
僕もたまに忘れてしまうので人のこと言えないのですが、大事です!!
移動平均線だけを見てトレードをするということは無いのですが、移動平均線を見るからこそ見えてくることはたくさんあります。
移動平均線の活用方法は色々ありますが、今回は特に大事な1時間足に表示させている移動平均線の活用方法についてです。
これだけは注意してトレードして!という、簡単な感じのものです。
伝承記卒業生さんで既に耳タコの方も多いと思いますが、是非今後のトレードで意識してみてください。
ではいってみましょう。
目次
1時間足移動平均線について
先に結論を言っておくと、1時間足の重要な4本のMAのパーフェクトオーダー時に逆張りは控えようという話です。
ということでまず1時間足の移動平均線の設定解説からいきます。
1時間足MAのおすすめ期間設定
1時間足での移動平均線の期間設定は以下になります。
・20EMAと20SMA
・80EMAと80SMA(4時間足の20EMA,SMA相当)
・200EMA
・320EMA
・1200EMA
これら7本の移動平均線を表示させています。
20EMA,SMAと1200EMAに関しては今回特に言うことは無いのですが、大事なのは80EMA~320EMAまでの4本です。
ちなみに1200EMAは「大局を左右する移動平均線=強いやつ」くらいのイメージで見ておくといいです。
1時間足MAで見るべきポイント
この80EMA~320EMAまでの4本の何を見るべきかといえば、「パーフェクトオーダーになっているかどうか」です。
そしてこの4本のMAの乖離具合に注目してください。
安定して伸びていく時というのはフィボナッチ比率に基づいて「この感じ」での乖離が見られます。
フィボナッチ比率に基づく乖離が見られるようで、これはもうビジュアルで見ていってください。
ぱっと見るだけでそうなのかそうでないのかはわかりますよね。
多少深く差し込んできたとしても、この乖離が維持されている状況であれば再び元のトレンドに戻っていきます。
乖離があっても逆転してくることはもちろんあります。
そして乖離がある状態で差し込んできたとして、どこから再び元のトレンドに戻っていくかというのは移動平均線だけでは判断できません。
だからこそのN理論とラインの組み合わせでこういった部分を補強して見ていく必要が出てくるということですね。
上の場面にエクスパンションで1波=3波の場所を出して、親波に節目を引くとこんな感じになりました。
反転してくるゾーンに突入した後に反転してきたというのがラインを引くことで見えてきましたね。
トレードに必要な要素
1波=3波でのエクスパンションが引けて目標地点が出ていること、そして親波節目までの距離があること、こういった要素を環境認識の段階で見出してトレードをしていくのが基本になるのですが、これらの必要要素を満たした場面というのは大体1時間足のMAがPO状態になっていることが多いです。
ということは、1時間足MAがPO状態になっていない場面というのは、簡単なトレードが出来る場面では無い場面であることの方が多いということなのです。
チャートというのは大きく分けて、大胆に攻めていくべき場面と慎重に攻めていくべき場面とその通貨ペアを見るべきではない場面の3つに分かれると思うのですが、大胆に攻めていける場面というのはトレードが簡単です。
こういう簡単な場面をしっかり獲りつつ他の場面でも狙っていくのが理想ですよね。
簡単なトレードが出来る場面というのは1時間足MAがPO状態であり、その方向に攻めていける場面のことです。
このMAがPO状態の時に逆張りをしてしまう方を非常に多く見かけます。
かなりライントレードについて知識が付いている方だからこそやらかしてしまう部分はあると思います。
それがダメというわけではないですし、条件が揃っているならば逆張りで攻めていくことも求められます。
でも基本は日足のトレンドに従って、1時間足の移動平均線がPO状態の時にその方向についていくこと。これが全てですし、一番簡単なトレード手法です。
そのトレンドがどこで止まりそうなのか?(1波=3波にエクスパンションを当てて解決)というのをしっかり把握しておいて、親波との関係性(フィボナッチ23.6~78.6の間にいるか?)もしっかり見つつ、その上で1hMAがPOになっている通貨ペアを探してトレードをしていくだけでかなり勝率は高くなってくるはずです。
トレンドラインとラス押し戻り抜けた1波が出たからその方向についていこう、というトレードばかりを追い求めてしまった結果、その1波がただの押し戻りの動きになっていて負けてしまっている方を多く見かけます。
1hMAの状態をちゃんと見ていればそれがただの押し戻りの動きになっていることに気付けたかもしれませんし、大きなN字1波の中の3波目の動きを狙っている動きであるということに気付けるようになるはずなのです。
以下画像は先ほどの場面の続きです。
ちょっと難しい話になってきますが、1hが下目線でPOになっているものを切り返しに来る動きの時、それは初動の大きな1波です。
4時間足で見てみるとイメージつきやすいですね。
この初動の1波の中の3波目を狙っていくのは良いのですが、この初動の1波というのはどこまで伸びるかわかりません。
そして初動の1波が大きく出た後は、その大きな1波に見合った大きな2波が出てきます。
そのイメージが出来ずに3波目だから大きく狙っていけるだろうと思っていると2波で大きく引かれて痛い目をみるわけです。
初動1波N字の中の3波目を狙っていっているのか、大きな3波目を狙っていっているのか、この違いを意識出来ているかどうかはかなり大事です。
そしてこれらは1時間足MAを見ているだけでもある程度解決する問題でもあるのです。
先ほど書いたように、初動1波目を出す段階というのは1時間足MAというのはこれから1波目を出す方向とは逆目線にPO状態になっています。
大きな3波目として動き出しているタイミングというのは、その目線での1hMAがPO状態になっています。
それぞれの局面において1hMAがどうなっているのか、なんとなくイメージが付いたでしょうか。
詳しくスイングを分析できなくとも、1hMAの状態さえちゃんとチェック出来ていればある程度の状況把握が出来るといってもいいかもしれません。
つまり何が言いたいかというと、1hMAのPOの向きに沿ってエントリーしましょうねってことです。
EURGBPトレード
先週はAUDUSDが良い感じに戻り(3波根本までの戻し)を付けに来ていたので観察していたのですが、トレンドライン抜けてきてしまって残念無念ということで仕方なくEURGBPに切り替えてトレードをしました。
こちらも大事なトレンドラインを抜いてきた後の動きです。
AUDUSDは1波中なので狙っていくのは怖かったですが、EURGBPは同じ状況でもトレンドフォローの状況です。これらの違いもちょっと自分で見てみてくださいね。
状況としては別に乗りやすい状況でもないと思いますし、反転してきてもおかしくない場面ではあります。
黄色の水平線を下抜ければ大きなトレンドが出来あがるので、これが抜けるか抜けないかの攻防戦やってる時ですね。
とりあえず直近のトレンド方向は下に出ているのと、上昇トレンドラインを下抜いて良い感じに戻りを付けた後ということなのでついていこうかなという所です。
日足20MAとの乖離があるのでそこまで大きく狙える局面ではないということを頭に入れた上でのトレードです。
セオリー通りに攻めていく
やってることは普段と同じです。
次の画像の状況というのは割と鉄板なエントリー場面です。
ちゃんと1hMAがPO状態になっている状態というのは、セオリー通りの形を作ってくれやすいです。
押し戻りの動きに対してトレンドラインが引けること、それを抜ける3-1波が出て、切り上げライン引いて、抜け戻りからのエントリーです。
正直1時間足でPOの通貨ペア探してこの型だけやってればそこそこ勝てると思いますよ。
無料で配布してるスキャル手法も大体こんな感じのイメージですからね。
黄色の水平線が抜けるか抜けないかの場面なので、直近3-1波=3-3波で狙っていきました。
抜いてきましたね。
そして現在こんな感じ。
3-3波根本付近までの戻りを付けて再度安値を試しにいっている状態です。
この後日足レベルでしっかり下抜けてくれば大きな動きに繋がっていってくれるかもしれませんね。
このままダブルボトムだとおもしろくないです。
まとめ
ということで、1時間足移動平均線の80EMA~320EMAの状態をしっかり把握しよう、というお話でした。
これだけ見てれば勝てるというものでもありませんが、見ていれば防げる事故はあります。
忘れずにチェックしてみてくださいね。
ではでは。
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