どうも、モズです。
今回は今週やっていたドル円トレードの解説になります。
表題の通り、「エントリーにおけるタイミングやロジックなんて何でも良くても勝てる場面の見つけ方」です。
何でもいいのは「エントリー」における話であって、大事なのは環境認識があってこその話ですからね。
「エントリーするときに何がどうなっていれば勝てるのか」ばかりを探してしまいがちですが、どんなロジックも環境認識ありきで見ていくことが出来なければ勝てません。
情報商材とか買っても全然勝てません!とか嘆いている方の大半は、その製作者の持っている環境認識スキルを持っていません。
サインツールやEAにしても同じことが言えます。使いどころが違えばすべてが狂うのです。
ということで今回は大事な環境認識の話であり、トレンドフォローで勝つための最も基本で簡単な場面の見つけ方です。
これまで伝承記で多くの方を見てきていますが、上記の基本的部分をわかってるようでわかってない方はたくさんいらっしゃるので、改めて今回解説しているポイントを見直して普段のトレードに生かしてもらえたらと思います。
「とりあえずこうなってる通貨ペアを探せ」というくらいには大事な場面の見つけ方ですから。
ではいってみましょう。
目次
トレンドフォロー=トレンド発生中=3波目発生中
これはもうまじで基本的な部分なのですが、トレンド中の場面ってどういう場面かわかるでしょうか?
例えばこういう相場があったとします。
この中で上昇トレンド中と言えるのはどこからのタイミングでしょうか?
今回は優秀ではない1波からスタートして考えてみています。
親波のラス押し戻りを抜け、小波でトレンドを付けている赤丸の部分がトレンド発生中の場面であるということ。
ここを狙いましょう。
上画像の最初のポイントから乗れるのが理想ですし、こういう部分で狙っていい時狙ってダメな時の区別を付けられるようになるスキルを学ぶのが伝承記です。
でもトレンド転換を起こしてトレンド発生中のタイミングというのは、損切位置さえ間違えなければエントリーロジックやタイミングなんてなんでもよくて勝てます。
なので3波発生中のトレンドが出ている時に狙う!というのが結論なのですが、それを踏まえた上での注意点というのは存在します。
3波発生中を狙う際の注意点
簡単にいきます。
まずは親波可動域の話。つまりはフィボナッチの23.6~78.6の間にいるかどうか。
そして1波=3波の可動域が残っているかどうか。
2波が戻しすぎている状況であれば3波目の可動域はほとんどありませんから注意が必要です。むしろその2波は逆目線1波じゃね?という警戒が必要になってきます。
2波が1波の中の3波根本を抜けていないということに注目しておく必要がありますね。
こんな感じのイメージです。
わかってるようで、実は出来ない。
出来てるようで、損切位置が悪いから、刈られた後に目標方向に伸びていく。
エントリーロジックやタイミングなんてどうでもいいと書きましたが、ちょっとだけどうでも良くない部分は出てきます。
それがエントリータイミングに伴う精神的な部分から来る損切位置です。
3波発生中からのエントリーでこの画像の理想の損切位置、つまりは3波根本下におければほぼ負けないのですが、RRが超悪くなります。
気持ち的に、損切位置というのはエントリー場所から近くに置きたくなってしまいます。
なので実際にはどうなったらエントリーをして、損切をどの辺に置けばいいのか、というのを実際にやったトレードを元に紹介します。
実践トレード紹介
今回の通貨ペアはドル円です。
基本は日足で見ていくと良いです。日足のトレンドフォローが一番いいです。
画像赤丸あたりを狙っていくためには色々と知識やスキルが必要になってきたりします。
こういう部分から狙っていくためのスキルを身に着けるために伝承記を公開しているので、まだの方は是非。
そして今回狙っていくのは、1波高値を実体で抜けてきて「トレンドが出た」タイミングからです。
この際に先ほど書いた注意点についても見ておきます。
親波フィボの関係性と1波=3波の場所ですね。
という感じで条件をクリアしていますね。
こういう条件をクリアしている通貨ペア、もしくはクリアしそうな気配がある通貨ペアを週末に探しておくのです。
日足で見るとちょっとしかとれなさそうですが、実際には81pipsのトレードになっています。
ボラに関しては通貨ペアにもよりますが、日足でこういった場面を見つけて狙っていくと良い結果が得られると思います。
エントリーについて
エントリーはどうでもいいと書きましたが、「こうなるのを待つ」というのを一つだけ守ってみて下さい。
それが終わったらあとはどうでもいいです。
それは「4時間足か最低でも1時間足でトレンド押しが出来ること、そしてそのトレンドラインを抜けること」です。
こんな感じで、最低でも1時間足レベルでしっかりとしたN字のトレンド押し戻りが出来るのを待ってください。
そしてそれに対してトレンドラインを引いて、抜けを待ちましょう。
僕はその後いつも通り切り下げラインを引いて抜けからエントリーというのをやるのですが、別に抜けた後はMAに絡んできたところから~とかでも何でもいいです。
とりあえず、トレンド押しを付けてトレンドラインを抜けたらGOです。
トレンドライン抜けから一気に加速して抜けていく場合もあるので、ブレイクエントリーとかでも良いです。
もっと慣れてくれば、このトレンド押しの転換初動からも狙えるようになってきます。
そのためにはちゃんとした型が必要だったり、その型がどういったものでどういう場面であれば使えるのかという知識も必要なので難しいです。
リスクをとって利益を増やすか、安全圏に来てから(トレンドライン抜けてから)仕掛けるか。
どっちも出来たら良いですし、要所要所で方法を切り替えられるようになるといいですね( `ー´)ノ
とりあえずはトレンド押し、そのトレンドライン抜けからのエントリーで十分です。
損切について
損切については、トレンドラインを抜けた状態でエントリーをするのであれば、そのトレンドで作った最安値より下というのが理想です。
抜ける前から仕掛けていくのであればもっと下になってきます。
この「抜ける前から仕掛けているのに損切位置が抜けた後基準」になっているが故に損切貧乏になってる方が非常に多いです。
僕もたまにやらかします。
反転根拠がそこにしっかりあるのであれば良いと思いますけどね。
でもトレンドラインを抜けてくるまでは、そのトレンド継続の可能性があるということは常に念頭に入れておきましょう。
あと大事なことを言い忘れました。
トレンドラインを抜けることとプラスして、ラス押し戻りかネックラインを抜けているということも大事でしたね。
トレンドライン抜ける前から仕掛ける場合はこうしたネックラインやラス押し戻りといった節目抜け1波に注目します。
まれにトレンドライン抜けてもラス押し戻りを抜けていないことがあるので、そういった場合は注意しておいてください。
RRの関係から僕はこの位置に置いておきました。
直近のトレンドを付けた節目の下です。
いつもの言い方で言うと、転換1波の中の3波根本ですね。よく使うポジションです。
RRが確保できるならば安全を見てちゃんと下に置きましょう。
指標などの髭で刈られる場合もありますから。
条件が揃っていれば何処から乗ってもいい
とまぁこんな感じでエントリーしてからかなりの時間揉み続けていたのですが、4hMAが追い付いてきたくらいでやっと抜け出してきてくれました。
ぱっと見高値圏で揉みだしたのでダブルトップになって落ちていくんじゃないかと思ってしまうかもしれませんが、環境認識をちゃんと出来ていたならば自信を持って攻めていきましょう。
トレンドが付いたら損切位置を上にずらしていきます。
無事に利確できました。
まとめと今後の展望
ということで、こうやって見てみるとすごい簡単なことをしているように見えると思います。
実際簡単ですしね。
一番大事なのは簡単な場面になっている通貨ペアを探すということです。
添削をしていて「なぜその通貨ペアを選んだ」と突っ込みたくなる方がまじでたくさんいらっしゃいます。
わざわざ難しい形になっている通貨ペアを選んでトレードする意味は無いので、簡単な場面とは何なのかをしっかり頭に入れて、それを探す努力を週末くらいにちょろっとやりましょう。
トレーダーの画面ってたくさんの通貨ペアを表示させてるイメージがあるかと思いますが、もっとたくさんの通貨ペアを見た上で条件の良い通貨ペアをピックアップして表示させてるだけですからね。
自分はこの通貨ペアのセットの中から勝負するんだ!ではなくて、もっとたくさんの通貨ペアから条件の良い通貨ペアを選んで表示させておく方が良いと思いますよ。
でも僕はめんどくさがりなのである程度は固定通貨ペアです(‘;’)
まずは月初めとかに週足くらいでよさそうなものを選んでおいて、週末に日足を見てさらに絞り込んで、その絞り込んだ通貨ペアから1週間勝負するみたいな感じでやってみるといいかもしれません。
今後の展望
僕は普段ネガティブに1波を見ていくのですが、大きくポジティブに1波を見たとしても1波=3波をほぼほぼ完成させています。
親波節目と重なるフィボ50%は抜けてきているし、親波節目の髭先も抜けてきているので、次の節目と重なるフィボ61.8までの上昇を狙っていきたい状況となっています。
ただ、1波=3波を達成してしまっていることを考えると、下目線のケアも多少必要になってきます。
直近で言えば3-3波根本となるライン、そしてさらに下の3波根本、これらを下抜けることで大きな下落3波目がスタートしてくる可能性が出てきます。
つまり、これまでの上昇N字が下落のフラッグパターンとして機能する可能性です。
ちゃんと親波節目を上抜けてきているので上方向への勢いは強そうですが、来週にかけて強い押しの動きに転じてもおかしくありません。
まずは直近トレンドライン付近までの押し、それを下抜けてくれば最終トレンドライン付近、それまで抜けてくると3-3波根本が脅かされてきますね。
とりあえずは押しの動きを待って、形がよければ狙っていきたい所です。
1波=3波、画像には引いてないですが3-1波=3-3波となる場所のゾーンでダブルを作りに来る可能性もあるので注意しつつ、次の節目まで狙っていけたら良いですね。
ということで今回はこの辺で。
良い週末をお過ごしください。ではでは。
「3波発生中を狙う際の注意点」の段落で、
“つまりは2波根本下におければほぼ負けないのですが、RRが超悪くなります。”とありますが、
3波根本ではないのでしょうか?
修正しました、ありがとうございます!