どうも、モズです。
今回は伝承記卒業生さんから送られてきている振り返りをシェアする試みです。(掲載許可頂いてます。)
毎週数通貨ペアの振り返りを送ってきてどうですかという感じの受け答えをしているのですが、ただ個人間でやり取りするだけではもったいないので、何かの参考になればと思いシェアさせて頂こうかと思います。
勉強熱心な方はこれみて一緒に復習されてみてください。
今週のトレードに繋げられる考えがあるかもしれませんよ。
ではいってみましょう。
ちなみに画像は上から日足、4時間、1時間、15分足の順番です。
目次
先週のAUDJPY振り返り
先週のEURAUD、EURCHFの負けトレードはH4でトレンドが出ていないこと、切り上げ切り下げの作る三角の内側でETしてしまったことが敗因だと思っていたので、それもあって躊躇してしまった場面でしたが、その三角の中で動ける値幅があれば短期足の形が整ったところから狙っていって良い場面だったのかなと思いました。
ただ、日足もH4もトレンドが上で、3波の完成や目立つレジスタンスなどの長期的な反転根拠が見つけられなかったので、あそこからショート打つのは怖いなとも感じていました。
先週のGBPNZD振り返り
緑縦線部分からETできそうでした。
詳細は別添のとおりです。
H4で見れば単純に直近更新3-1を見て3-3を狙っていくような場面ですが、H4の上昇TLが邪魔で抜けがはっきりしなかったので見送る形になってしまいました。
先週ご教授いただいた考え方を元にすればH1の上昇1波はそれほど警戒する必要はなかったのでしょうか?
また、最近感じたことですが、上位足のPOに対して下位足のPOの向きが揃ってくるときは割とてっぱんなETポイントになるような気がしています。
今回もH1のPOに対してM15のPOが揃ってきてそこが良いETポイントになっていたように感じました。
ラス押し抜きの1波から3-1波まで出た後なので割と良い感じですが、僕も親波最終トレンドラインは気になりますね。
3-2波の頂点の動きをダブルトップと見れるかどうかですが、右肩下がりのフラッグにも見えてしまうので微妙な場面だったかと思います。
3-2波ラス押し下抜けという動きは絶対的に必要になってくる要素なので、その辺が上手く見えない場合はスルーしておく方が安全ではあります。
添付1のような場所から乗っていくのが良いですが、リスクリワード比率を考えるとちょっと難しい場面だったかと思います。
しっかりと3-3波が出てきたのを確認してからであれば1hは完全にPO状態となっているので、同様にラス押し下抜けから15m等でMAへ絡みに来たタイミングを狙って仕掛けていくのが良かったかと思います。
エクスパンションで出来たラインがレジサポになってるのもわかりますね。
先週のAUDNZD振り返り
緑縦線部分からETしロスカットされました。
詳細は別添のとおりです。
負けはしたものの狙いは悪くなかったのではないかと思っています。
H4の流れに沿ってH1M15レベルの3-3を狙いに行った形でしたがS/Lを縮めすぎてロスカットされました。
結果的には見ていた3波の支えるTLが1波のTLでヨコヨコ2波で抜けてきて3波を完成させました。
適切な位置にS/Lを置いていたら負けなかった場面でしたが、大元の切り下げの中でどういった3波を作るか注意深く観察する必要があったなと思いました。
狙いとしては悪く無いと思いますが、既に親波可動域を消費した後の動きになってくるので中盤でよくわからない動きをしてきているわけですね。
1h以下の状況だけを見るならば形は良かったですし狙い方も良いですが、トレンドラインが抜かれないだろう判断がまずかったですね。
抜かれてはダメなのは警戒のために最初に引いた切り下げラインの方(上目線1波が活きてくることになる)なので、これを抜かれることを損切要素とするべきでしたね。
添付②の感じで各1波にエクスパンション引いてますが、100%部分にある親波節目までの勝負で良いと思います。
直下から切り上げラインも迫っていますから、狙ってもここまで、という気持ちでエントリーが必要ですね。
どんな場面でもそうですが、抜かれてダメなのは切り上げ下げラインと3波根本です。順序的には切り上げ下げラインが抜かれることによって3波根本抜きが脅かされるイメージです。
トレンドラインとラス押し戻りを抜けてくる1波が出たからこそこの切り上げ下げラインが引けるわけで、この切り上げ下げラインが抜かれる=3-1波の出現です。(抜かれるまでの過程も見なければいけませんが・・・)
そこからの流れで3波根本抜きを仕掛けていくという流になってくるわけで、その3波根本抜きが出来る要素が揃っているかどうか(直近のトレンドだったり、1波発生根拠等)を知るための環境認識です。添付3参照。
添付3のような状況はよく見ると思いますが、しっかりと下からの流れが出来ている中での動きであれば、そして1波=3波の可動域によって親波3波根本を抜けるようになっているのであれば、比較的簡単に抜いてきますし、逆に長期の流れが上からなのであれば、例え切り下げラインを上抜いていたとしても止められる可能性が出てきます。
こうしてみてみると今回の場面は添付4に書いたように、切り下げラインを抜いたことで3波根本ギリまで到達していき(3-1波)、3波根本ゾーンで揉まれて結果として抜けていったという流れになっていますね。
直近の長期トレンドも下なので、3波根本は抜いてくる可能性の方が高かったと言えます。
1hも15mもMAはPO状態だったので、抜けるべき所を抜けたのであればなるべく抜けてはいけない場所に引き付けてから打ち込むこと、引き付けられなくても損切場所は間違わないこと、これは常に意識してやってみてください。
先々週のEURAUDの補足でフィボナッチエクスパンションの引き方について
ここからは先々週のEURAUDに対して添削した内容に対する回答なので、これだけ見ても意味が分からないと思うので軽く補足を交えます。
内容的にはフィボナッチエクスパンションの引く場所についての考え方です。
別添先週EURAUD(添付1)のとおりあの両場面では3波支えるTLを下抜けていたり、引けない場面で3波完成を見ているように見えました。
通常3波支えるTLが引けるところにフィボナッチエクスパンションを引くという考え方で自分の中では整理していたのですが、今回の場面は何か根拠があってこういった見方をされていたのでしょうか?
何となく意味は分かるかと思いますが、3波を支えるトレンドラインを割ってくる波(黄色矢印の流れ)が出ているのに、最初の1波を1波としてエクスパンションを当ててもいいのか?という話です。
1波が出た後に3-1波によって1波高安を抜けることでトレンドが出てくるわけですが、この場面に引けるトレンドラインというのは普通に抜けてきますよ。
先のAUDNZDの時も同じで抜けてきてますよね。これが抜けないと思ってるから損切位置を間違えて負けているわけです。
最終的に抜けてはダメなのは3波根本です。
EURAUDも一旦下方向への1波を出して、切り上げライン下抜きによって3波根本が脅かされています。
そしてこの節目は3波根本であり、大きなスイングで見ればラス押しでもありますよね。添付5参照
これが下抜かれていたならばこのフィボナッチエクスパンションの引き方は間違いですが、抜かれていなければ最初の1波からのエクスパンションは引いておくべきだと思います。
そしてその後に3-3波が出てきた時に最初の1波~3-1波までの流れ自体を大きな1波として見ているという感じですね。
本当に抜けては困る3波を支えるトレンドラインというのは3-3波目を支えるトレンドラインの方です。
EURAUD補足
画像は日足です。
先々週にエクスパンションの100のゾーンからの反発後にロングで仕掛けていたので、1波=3波のN字完成と親波節目とも重なるので一旦は深く押しが入るかもねという解説をしていました。
1波~3-1波を支えるトレンドラインを割って来てるけど1波にエクスパンション当ててもいいのか、という話だったのですが、3波根本となる場所、つまり3-1波根本を割ってこなければOKという内容です。
結果的に3-3波が伸びてきた時、それが初めて3波を支えるトレンドラインとなるわけです。
こういうイメージです。
まとめ
という感じで先週の卒業生さんによる復習と僕の添削含めて紹介させていただきました。
何か参考になる部分があったら幸いです。
今週も後半戦頑張っていきましょう。
ではでは。
おすすめはしませんが狙い方としては良いと思います。僕もたまにやります。
切り上げ下げラインが引けるような場面まで待った後、その切り上げ下げラインに対してダブルをつけて一旦転回してくることがよくあります。
今回は上昇トレンド発生後の3角持ち合いのような形になってきていますが、この切り上げ下げライン反発から一気に転換して切り上げ下げラインがトレンドラインになっていくこともあります。
そうなる場合はもちろん起点の転回根拠が必要にもなってきますし、今回のような場面であれば当然大きく狙うべきではないですよね。
それを分かったうえである程度のリスク承知で形を見て狙っていくのはアリだと思いますよ。