どうも、モズです。
今回は僕のトレード記録紹介で、昨日伝承記卒業生トレードで取り上げたGBPUSDでのトレードになります。
あの記事公開時点で既にチャンス時になっており、ちょいちょいヒントを出していたので気付かれた方もいたのではないでしょうか。
今から狙えそう!と堂々と書くわけにもいかないのであのような形になってしまいましたが、昨日の記事を読んでいたにも関わらずチャンスと気づけなかったのであればしっかり復習して今後の糧にしてもらえたらと思います。
今から解説するテーマとしては「勝てるダブルトップの見分け方」ということで、昨日のダブルボトムに引き続いてダブルトップのお話です。
それに付随する、考えておかなければならない要素のキーワードは既に先日の記事にちりばめていました。
その辺も踏まえて見て貰えたらと思います。
ではいってみましょう。
目次
エントリーを考えるための絶対的要素とは?
まずエントリーを考えていけるようなチャンス通貨、監視するべき通貨の要素についてです。
この辺は色々あるんですが、絶対見てほしい項目というのがあります。
これは伝承記でトレード添削を見ていてもやってる人はほぼいないので、意識してください。
・1波=3波、3-1波=3-3波での目標地点を出しておく
これです。
僕はこんな感じでフィボナッチエクスパンションを使っています。
以前はあきチャン先生みたいにトレンドラインで測って、その部分に赤線を引いておくというのをやっていましたが、エクスパンションの方がサクっと引けるし、後から自分がどこの1波2波を見ていたのかが一目でわかるので良いと思います。
先日の記事で1波と3-1波が出ていて~なんて話を書きましたが、1波が出て更に3-1波も出ていたのであれば、しっかり3波目の行き着く先を見ておきましょう。
トレードするための目標地点が明確な通貨ペアを探しておくこと。
これがマジで大事です。
環境認識で有利さを探そう
そして「下有利のレンジ形成中」という話での先日のトレード内容だったわけですが、この「下有利のレンジ形成中」というのもキーワードでした。
下限は止められているけど、上限はトレンドラインによって下がってきている。こんな状況を指し示すチャートパターンがありましたよね。
このチャートパターンの名前は別にどうでもいいんですが、環境認識の段階で考えておくべきポイントをまとめましょう。
・優秀な1波が出ている
・3-1波によって優秀な1波で作った安値を更新し下方向へのトレンドをつけた
・1波~3-1波で作り上げたN字トレンドを崩せる上昇トレンドが無く、その兆候も見られない
・安値は3点で抑えられるが、絶対的存在であるN字に引かれるトレンドラインに反応しながら高値を下げに来ている
この辺のことを最近のGBPUSDのトレード紹介記事で書いていました。
そして最後の仕上げとしての、3-3波発動の準備が整いそうだというのが現在の状況となっています。
何を見てエントリーチャンスととらえる?
ここからはシンプルに、どこから反発して落ち始めそうなのか?というのを考えましょう。
一番の要素としては“トレンドライン”です。
トレンドラインとの最初の接触時には直近高値という存在もあり、ダブルの要素で反応してレンジを形成してきましたね。
その次の2回目の接触が近づいてきた時、この辺でエントリーの準備に取り掛かっていきましょう。
“強力なトレンドラインに近づいてきたらエントリーチャンスを探す”
これが基本のムーブです。
抜けずに形を作りに来たらチャンス、ぶち抜いてきたらこの通貨ペアとはさよならです。
チャートパターンを探せ
ここから本日のテーマにもしているダブルトップが出てきます。
最近何度も書いていますが、ダブルトリプル系というのはトレンド転換時に高頻度で出てくるチャートパターンです。
何を引き金に発生するか、という”何”の部分(今回で言えばトレンドライン)をしっかり見ておけるかどうかによって、そのチャートパターンの信頼度が変わってきます。
何もない所で出てくるチャートパターンはあまり信頼してはいけません。
上画像は1時間足ですが、1回目のトレンドライン接触時には3尊、今回はダブルトップになりそうな感じが見えますよね。
この時点で引いているラインに注目してください。
この緑のラインですが、トレンドラインでもあり、ダブルトップネックラインに引ける切り上げラインでもあるわけです。
大事なのはまだダブルトップにはなっていないという認識です。
ダブルトップというのはそれが発動して初めて認識されるものですので、現段階ではあくまでも候補です。
このトレンドライン兼切り上げラインが、高値更新しない状態で下抜かれた場合、ダブルトップ発動の可能性が高くなるという話ですね。
ダブルトップ発動を前提に切り上げラインブレイクから乗っていくことが出来るようになるということです。
以上のことを踏まえながら観察を続けていきます。
懸念要素を考えておく
この段階ではダブルトップ発動からのショートを狙っているわけですが、このシナリオを考える上での懸念材料があります。
懸念材料というのは、ダブルトップにならずに更に上に伸びる可能性のことです。
こういうちょいはみ出しの場面を見ることがあると思いますが、こんな場所はしっかりケアしてあげましょう。
最悪このはみ出しトレンドラインまで登ってくるかもしれない・・・なんてことを考えながら、切り上げラインブレイクを待ちます。
案の定はみ出してきました。
どこまで伸びるかな?と考えた時にちょうどいい節目がありました。
この辺のラインに刺さりながら止まったらかなりチャンス!と思いながら見ていました。
最終的なエントリー判断
結局伸び切らずに髭で戻ってきてしまい、3点止めという形を作りに来ました。
ちょっと抜けが甘いですが、切り上げラインもブレイクして確定しました。
1h足なのでわかり辛いかもですが、この時点でもダブルトップを作っていますよね。
出るところにはたくさん見えるのがこのダブル・トリプル系のチャートパターンです。
当初はこんな感じのシナリオを考えていましたが・・・
はみ出し分をケアしながら考えることでしっかり待つことが出来ました。
1時間足ではダブルトップでしたが、15分足ではいつもの型になっています。
しっかりラス押りへの反応を見せているのを確認してからエントリーを仕掛けます。
利確候補としては一番手前の直近最安値にしておきました。
今後また良い形が整ったら最終目標の1波=3波まで狙っていければいいかなという目論見だったんですが・・・
起きたら目標到達していました。
出来上がった後のチャートを見てもわかると思いますが、正しく機能する切り上げ下げラインというのはブレイクから一気に動いていく傾向があります。
今回は15分足レベルでやっとリテストが見えるくらいだったので、1hや4h足ベースだとリテストは取りにこないと思って見ていった方がいいかもしれません。
当初から見ていたダブルトップのネックラインリテストの動きすらありません。
こういう時の僕の中での鉄板としては、今回のエントリー判断でもやっているように、ダブルトップ右サイドでの15分足で切り上げラインリテスト時に出るいつもの型から狙っていくのが良いです。
もしくは普通に切り上げラインブレイク確定からです。
ネックラインや切り上げラインリテストの動きを待つというよりも、そのラインが抜けそうな形が整った後の初動から狙うというのが理想です。
GBPなどは特に抜けから一気に動いていく通貨ペアなので、抜ける前に打ち込む、抜けたら飛び乗る、くらいの気概が必要かもしれません。
切り上げ下げラインをブレイクした後にリテストを取りに来るのか一気に進むのかわからない、という言葉をよく頂きますが、今回のような3-3波が動き出す最終局面であればブレイク、そうでなければリテスト待ちを基準に考えてみたらいいと思います。
絶対そうとは言えませんが、3-1波自はリテスト待ち、3-3波はブレイクから、なんていう風にルールを決めておくといいかもしれませんね。
この辺はいつも書いているように通貨ペアにもよります。
GBP系はブレイクから、AUDやドルストレート系はリテスト待ち、こんな感じです。
まとめ
ということで、前回のトレードから長らく待っていたGBPUSDでの3-3波抜きが出来ました。
見て頂いた通り、要所要所でダブルやトリプル系のチャートパターンは出てくるものです。
これらは基本中の基本のチャートパターンでもあるので、チャートの認識力と合わせて活用してもらえたらと思います。
相場環境にあった認識が出来れば、これらのチャートパターンは最大限の威力を発揮してくれますから。
チャート認識力を高めたければ無料の伝承記へ是非おこしください。
さて今後のGBPUSDですが、日足レベルで大きなダブルトップのネックラインをブレイクしてきました。
これは即ちダブルトップ発動からの1波発生中を意味します。僕流のルールに則れば。
これまで狙ってきた流れ全てによって発動された1波です。
つまりは今回重要視していたトレンドラインの内側にあるうちは1波です。
どこまで伸びるかわからないのが1波です。
とりあえず最終目標になっている3-1波=3-3波の100点ポイントまでもう少しといった所で、このまま161.8くらいまで伸びるかもしれませんし、止まって反転してくるかもしれません。
このままトレンドラインに乗ってズルズル進むかもしれませんし、トレンドライン抜きの2波が出てくるかもしれませんが、しっかり狙っていきたいのはこの空間。
親波3波根本が画像赤丸で、フィボナッチ61.8のポイントでもあります。
こうやってエクスパンションを当ててあげると親波3波根本の場所もわかりやすいので参考までに。
とりあえずはフィボ50までの空き空間と、さらには61.8までを狙っていけるような環境になってくれれば美味しい通貨ペアになりそうです。
同時に上方向へのケアもしてあげてください。
前回の記事でも書いてますが、ラス戻りを上抜く上昇1波が出ています。
そして今から上昇2波目が出始めたという風に上目線としては見ていけます。
ダブルトップからの下目線1波が出てきた段階ですが、これは即ち上目線2波の登場を意味します。
では次にこのトレンドラインを上抜いてくる時、下目線2波として3波目を狙う準備をするのは良いですが、下目線2波=上目線3-1波としてのケアが必要になってきます。
頭いたくなってきましたか?
この辺のこともスムーズに考えながらトレードできるようになると相場観がガラッと変わると思うので、詳しく学べる伝承記へどうぞw
伝承記参加者様でこの両目線シナリオがまだわからない方は、しっかり6巻目読み込んでくださいね。
質問も随時お待ちしてます。
ということで今回はこの辺で。
ではでは。
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