どうも、モズです。
今回は前回のトレード記事に引き続いて苦手なGBPUSDでのトレード紹介になります。
今月くらいから中々良い感じに動いてくれている通貨ペアが多く、だいぶやり易い相場環境になってきたのではないでしょうか。
他にも「この形は見逃さないで!」という様な通貨ペアもあったのですが、今回はポンドルです。
今回覚えて帰ってもらいたいこととしては、しっかりと2波でN字フラッグを完成させた後の動きを注視しようということです。
やるべきことといえば、しっかりと切り上げ下げラインを引ける場所を探すこと、チャートパターンを見極めるということです。
基本的にはチャートパターンありきでのトレードがメインとなるので、しっかりとアンテナを張っておくことが大事ですね。普段のトレードで使っているいつもの型だってある種チャートパターンです。
ではいってみましょう。
2波を制する者はトレードを制す
前回のトレード記事からの続きという感じになっているので、全体的な流れと共に見ていかれたい方は是非前回のトレード記事も参考にして頂ければと思います。
前回の記事では、しっかりとした優秀な1波が出た後に2波になりそうな上昇トレンドが発生し、3-1波が止められそうな所まで出ていったあとの3-2波の部分を獲りに行ったという内容になっていました。
その後のチャートがこんな感じ。
こんな感じでしたね。
3-2波でとりあえず3-1波に引いたトレンドラインは上抜けてくるだろうという目論見で狙っていったわけですが、この画像の時点で3-1波の3波根本を上抜けて推移してきていました。
前回のトレード記事の最後のちょろっと書いたのですが、もう一段大きなトレンドを付けて2波が出るかもしれない、という風に見ていくことが出来ました。
もちろんダブルトップになる可能性だってありますね。
何れにせよ、先ほどまで見ていた2波は2波じゃなかったんだ、というのを「3-1波の中の3波根本を3-2波で上抜けた段階」で見ておくと良いと思います。
そしてこうなりました。
フィボナッチエクスパンションを当てているのでわかると思いますが、しっかりと1波=3波、3-1波=3-3波の形式が出来上がっています。
先ほど下目線で2波とみていた場所を上目線1波として見てみてくださいね。
上目線としてはしっかりとN字が完成しましたよと、これは即ち下目線では大きなフラッグN字の2波が完成したということでもあります。
この時に下目線シナリオとして見ておくべき最重要ポイントがあります。
普段僕のブログを見てくださっている方なら気づけるかもしれませんが、「1波の中の3波根本を2波で抜かれていない」ということです。
この大きなフラッグ2波を作った段階でも3波根本を抜かれていない優秀な1波というのはとても優秀なのです。信頼して3波目を狙っていきましょう。
右サイドで仕事しよう
トレンドの転換部分というのは、たいていの場合でダブルやトリプル系の形を作ってきます。
でもそれは教科書通りの綺麗な形になることは稀で、大体斜めにネックラインが引けることが多かったりします。
慣れの問題でもあったりするので、とりあえず「っぽいな」と思ったらラインを引いて見ておくのが良いかもしれません。
その大事なチャートパターンをいつ探せばいいのか、というのが「右サイド」です。
今回の場面で言うならば、大きなN字フラッグの右側の上昇部分を注意深く見ておくことが大事です。
この右サイドを見ていく際にまず何をすべきなのか、今回の場面でまずやってほしいのは、右サイドのトレンドライン抜けの波に対して切り上げラインを引いて待っておくということです。
今回は結果としてこの切り上げラインが仕事したのですが、本来はしっかりとトレンドラインを抜けて、そして戻って来たタイミングで切り上げラインを引いてあげてください。
そしてこうなりました。
まず一番大事なのは切り上げラインが引けているということで、その切り上げラインを下抜けるのを待っていたということが大事です。
この切り上げライン下抜けまで待ったことにより、更にチャートパターンが見えてきました。
斜め3尊です。
ただ単に切り上げラインへのリテストだけではエントリー根拠としては薄いのですが、この斜め3尊のネックラインとの交点でもあるということが見えていれば、強力なエントリーポイントでもあるというのが見えてきます。
あきチャン先生で勉強されてらっしゃる方も、ラインの交点が強力だというのはよくわかっておられると思いますが、実際に自分で見つけて使える方というのは少ないのではないでしょうか。
僕もそうですしね。
でもちょっとした意識の差(右サイドでチャートパターン見つけるぞ!)によって見えてくるラインは増えてきますし、その結果として交点リテストを見つけられたりもするので、是非「右サイドで仕事しよう」というのを意識してみてください。
右サイドでのラインの交点からエントリー
ということでエントリー。
フラッグ下限(トレンドライン)は抜けてくる前提で見ていきます。
抜けてきました。
この後に教科書通りのフラッグへのリテストが入ってくる可能性があるので、次に狙える場所としてはそういう場所からになってきますね。
フラッグリテストとフィボ61.8戻りを経てからフィボ88.6付近で一旦止められた形になっています。
今そうなっているからとかではなく、僕がポンドル苦手としている要素の一つでもあるのですが、目標まで微妙に届かずに戻っていくという流れが本当に多いのが僕の中でのポンド系通貨ペアだったりします。
今回も88.6に微妙に届いてなかったりしますよね。
こういう時はもう迷わず分割決済で利益を確保しておくことをおすすめします。
分割決済については毎回トレードで書いていますが、「残しておけばもっと獲れたのに」という考えはやめて「ちゃんと利益が残るトレード」の継続が理想です。
チキンすぎる利食いはダメですけどね。
安全圏を過ぎている場合は猶のことで、しっかり分割決済を入れていくようにしてみてください。
特に3-1波と3-3波を結ぶトレンドラインを上抜いてきた場合は注意です。
僕は最安値までを最終目標として残していますが、おまけで行ったらいいなくらいの気持ちでいつも2~3割を残しているだけですので。
こうやって1波の時点で親波安全圏を消費してしまっている場合というのは難しい流れになることがあります。
最初に書いたように、2波が2波じゃなくなってもっと大きな2波になった、みたいな流れは完全にこれのせいだと思います。
安全に獲っていくならば、1波安値までというのが理想ですね。
ということで、移動させていた損切ラインをぶち抜いて終了となりました。
まとめ
今回は4時間足だけで見ていると乗れなかったエントリーポイントになっていました。
フラッグへのリテスト段階もいつ乗ったらいいのか微妙な感じになっているので難しかったですね。
エントリー場面を探るためには1時間足や15分足が有効ですが、この短期足に切り替えるのが早すぎてもダメだったりするので難しい所です。
N字が完成した後の右サイドの時点で何が起こるか、こういったことを意識して短期足に切り替えてパターン探しをやってみるとチャンスが見えてくるかもしれませんね。
ということで今回はこの辺で。
後半戦も頑張っていきましょう。ではでは。
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