どうも、モズです。
今回は基本的な内容になってしまいますが、意外とできないわからないトレンドライン反発場面の狙い方についてです。
トレードの基本はトレンドフォロー。そしてそのトレンドに引けるトレンドラインに反発したところから狙っていきましょう。
そんな教科書通りのトレードを教科書通りに出来ている方って意外と少なかったりするのではないでしょうか?
僕も「1波のトレンドラインを割ってくる2波を待て」という独自ルールを設けるくらい、「トレンドラインというのは割ってくるもの」という認識でやっていたりします。
じゃぁ逆に「トレンドラインを割ってこないタイミング」とはどんな時なのか。
そういう場面はエントリーチャンスでもあるわけですよね。
結論から言ってしまうと、「1波のトレンドラインを割ってくる2波を待て」の後に起こる「3-2波のトレンドラインへのリテスト」がチャンスタイムです。
具体的にどういう場面でどういう考え方をしていけばいいのか、見ていきましょう。
トレンドライン反発を狙える場所の探し方
今回は伝承記卒業生さんへの質問回答の時に頂いた場面でちょうどいい場所があったのでそちらで紹介したいと思います。
直近のNZDJPYのチャートになります。
直近の中期的な環境としては、どっちにもはっきりとした流れが出ていないレンジ状態となっています。
この中でどういった認識をしていけばトレンドライン反発を狙えたのか見ていきましょう。
まずは長期的な環境認識から見ていきます。
ここからは右側を隠すように、リアルタイム感を重視して解説してきますね。
まず大きなダブルボトムを作り、そして右肩上がりになりながらいったん上昇するも、親波ラス戻りは抜くことが出来なかった、というのが見えています。
そしてラス戻りを抜くことが出来ないまま、上昇トレンドラインを少し下抜く波が出てきています。
この流れにトレンドラインを引いておきましょう。
この下落トレンドラインの支配下にある波が、もしかしたらの下落1波になってきます。
この時に同時に1波=3波がちゃんと完成しているかどうかも見ておくと良いです。
しっかり1波=3波のN字が出来ていますね。この作業をすることによって1波の中の3波根本がどこなのか?というのもわかります。
では基本の「1波のトレンドラインを割る2波を待て」をやります。
もう画像に出てますが、1波のトレンドラインを割る波がありますね。
4時間足だと見づらいので1時間足にしています。
この時に、2波が先ほど見ていた1波の中の3波根本を上抜けないで終わるというのが下目線におけるポイントになります。
・親波のトレンドラインを割ってくる1波が発生し、1波の中でしっかりN字を作っている
・1波のトレンドラインを割る2波が発生し、1波の中の3波根本を上抜けていない
この2項目はトレードをする上で欠かさずに見ておくべきポイントですので覚えておきましょう。
特に2つ目の項目を見ずにエントリーされている方がめちゃくちゃたくさんいますので。
本命はこの後です。
ということで、2波が出た後に出てくる波は3-1波です。
1波の安値を超えてきましたね。
こういう流れを狙って、2波が1波の中の3波根本を抜けられなかったタイミングで仕込んでいくのもアリですが、1波(3-1波)というのはどこまで伸びるかわかりません。
今回は1波の安値を切り下げるように出ていますが、1波の安値よりも手前で終わるパターンもあります。
そういう時に使うのが切り上げ下げラインだったりするのですが、今回の趣旨とは異なるので割愛します。
今回は1波で作った安値を3-1波によって抜いて来て、トレンドを付けたという形になっています。それは即ち3波発生の合図でもあります。
この時に絶対にやっておくべきことは、1波=3波の長さを測るということです。
3波がどこまで動くのかな?っていうのを見ておくことが出来れば、3-2波での戻りから3-3波に乗ってその目標地点まで狙っていくことが出来るわけです。
そして次にやるべきことは、トレンドラインの更新です。
このトレンドラインこそが今回の趣旨でもある、3波を支える本命トレンドラインです。
1時間足だと上抜けてるように見えてしまいますが、4時間足だとこんな感じです。
僕の大好きなピンバーサインを出して反応しているのがわかりますよね。
今回はウォルフのような形を作りながら3-3波まで出てきた感じですね。
しっかりと初動の1波=3波の長さまで伸びていき、それはまた親波フィボの61.8のラインでもありました。
そしてさらに3-1波=3-3波の認識を加えてやるのもいいですね。
違う場所から違うところに当てたフィボナッチエクスパンションなわけですが、見事に揃うようになっています。
こういうのも見ておけば、3-3波はこの付近までは絶対伸びそうだ、っていうのが見えてきますよね。
逆にここから逆張りで乗ってやろうってのもありかもしれません。
トレンドライン反発から乗るために必要な3本のライン
3-3波を狙うためには、1波と3-1波を結ぶトレンドラインを引くだけでいい。
言葉にしてみれば簡単なことではあるんですが、1波の認識、そこからの2波、3-1波までの認識があってこそ出来あがるものでもあります。
最低限必要なラインとしてはこの3本と、それに付随する考え方です。
親波のトレンドライン抜けを見ることで下落1波の存在を察知。
この下落1波の中にもしっかりとN字が出来ていて(1波の中の3波根本の存在 )、この1波の中の3波根本を抜けない2波が出ていることも確認します。
この後に発生した3-1波によって1波で作った安値を超えてトレンドを付けた時、エントリーに使える「3波を支えるトレンドライン」を引くことが出来ます。
この3波を支えるトレンドラインに対して3-2波でリテストを取りに来た時、そこでのローソク足反発サインを見逃さずにエントリーが出来れば、完璧に3-3波を抜いていくことができるようになるかもしれませんね。
まとめ
こうやって素のチャートを見るだけだと、トレンドライン反発から狙っていける場面があるだなんて中々気づけないかもしれませんが、ちょっとラインを引いてあげるだけで見えてくるチャンスも出てきます。
チャンスに繋がる波に対して正しくラインが引けるように意識していきたいところですね。
ということで今回はこの辺で。
ではでは。
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