どうも、モズです。
今回は鉄板の負けパターンの紹介です。
あきチャン先生の動画や僕のブログを普段から見ていたり、トレードスタイルを取り入れて貰っている方にとって非常に多い負けパターンです。
これは記事でもよく紹介している鉄板のパターンなのですが、これは何度でも紹介しておきたいくらい負けパターンの一例になります。
トレード添削をやっていても本当によく目にしますし、この負けパターンだけでも避けられるようになれば勝率は上がると思うので、是非頭に入れて帰って貰えたらと思います。
ではいってみましょう。
FX鉄板負けパターンの形
これです。
画像はAUDNZDの4時間足で2022年~2023年にかけての年末年始付近の様子です。
よく見かけるし、ここから負けた方も多いのではないでしょうか。
今回のこの場面、どんな認識が可能なのか見ていきましょう。
まずは優秀な1波の存在が見えますよね。手前の親波は1波=3波を完成させ、その後に600MA(週足20MA)に抑えられる形で下落の優秀な1波が出たという感じです。
優秀な下落1波が出た後に2波がラス押しへのリテストを果たした後、というのが画像の状況です。
良い感じに20MAも降りてきていて、ピンバーも出ていて、ここからショートが狙っていけそう!って感じですよね。
結果としてはこうなっていきます。
こうした場面でショートを狙うためにはどうなることが必要なのか、考えていきましょう。
何をやって、何を待つべきかを覚えよう
1波が出た後に必要なこと。
伝承記でも通常ブログ記事でも口を酸っぱくして何度も何度も伝えているルールがあります。
このルールは僕が伝承記を作る際に考えて勝手にやってるルールなので、他の人がやってるとは限りませんしそれが絶対的なものでもありません。
それでも僕の中ではとても大きなルールの一つであり、わかっていても出来ないルールでもあります。
【1波のトレンドラインを割る2波を待て】
耳タコですよね。
でも負けトレード添削を出してくる方の大半はこれが出来ていません。
これさえ出来ていればまた違ったトレードになっていたはずなのに・・・
今回はこれだけ覚えて帰ってくれたら大丈夫です。
このルールに付随する大事なことが他にもありますけど、まずはこれだけ。
そもそもなぜ1波のトレンドラインを割る2波を待たないとだめなのか?
1波のトレンドラインの内側にいる間は、それは1波なんです。
もちろん1波の中にも1波~3波は存在します。
1波の中の3波根本が大事ですよ~って話をよくしていますが、これは一つの1波の中で形成されたN字スイングから来ています。
どういったサイズ感で1波を見ていくかにもよりますが、今回は「トレンドラインとラス押しを下抜けた優秀な1波」が見えている状況です。
とりあえず難しいことは考えず、”下抜けた1波”に引けるトレンドラインの内側にいる間は1波なのです。
今回の1波は大したN字も付けずにだらだら落ちていっていますが、本来1波とはこのようなものなのです。
何処まで伸びるかわからないというのが1波なのです。
つまりは1波の中にもN字の1波~3波があるとして考えても、その中で1波≦3波のルールは当てはまらないのです。
多くの方がこの1波の中での3波目を狙って、1波=3波の長さで利確を獲っていたのに届かなかったと嘆いています。
当たり前です。
何処まで伸びるかわからないのが1波なので、それならそれで利確ルールは変えるべきだし慎重に狙っていくべきなのですから。
ちょっと話はそれましたが、とりあえず1波のトレンドラインの内側からさらに大きな3波が出ると思ってはダメだということです。
1波が出たなら2波が出て、そこから3波ですよね。
その2波は何なのか?というのを考えた時に僕がやってるのが「1波のトレンドラインを抜けた波」を2波として定義付けているだけなのです。
今回の場面、ラス押しへのリテストというのは1波の中での話です。
ラス押しというのは強く意識されるものなので一旦は動き出すでしょう。
でもそこから先は1波の中での余波の部分なのです。
つまりは5波目です。
形が良いから1波の中での5波目狙いでちょっとだけ獲ろう、という意識を持って狙うならば正解です。僕もたまにやります。
リテストつけにいった波を親波として、フィボの61.8か78.6くらいまでなら狙えるでしょう。
そして右肩あがり、もしくはダブルボトムを付けながら1波のトレンドラインを抜いてくるんだろうな~というイメージを持っておくのが大事なのです。
もちろんこのままトレンド継続していく可能性だってあります。
でもそれは毎回狙って毎回獲れるものではないのです。
リスクの方が高い予測だと思います。
2波がわかったそのあとは?
1波のトレンドラインを抜いてくる2波まで待つことが出来ました。
さぁ次にやるべきことは何でしょう?
切り上げ下げラインを引くこと
待てるトレードをするために必要な最終段階です。
この切り上げラインはどんな意味があるでしょうか??
この切り上げラインの持つ意味を考えながら引くことが出来ればトレードはすごく上達していきます。
切り上げライン=未来の上昇トレンドラインです。
この切り上げラインは、1波のトレンドラインを割ってくる2波が出てきたタイミングで引きましょう。
これをすることで何が見えるのかといえば、”上目線シナリオ”を見ることが出来るようになります。
なぜ下目線で狙っているのに上目線シナリオが必要なのか。
それは上目線シナリオの崩壊タイミングが下目線で動き出せるタイミングだからです。
普段から両目線シナリオが大事と書いていますが、この両目線シナリオを考えながらチャートを見ることが出来れば、まじで見る目が変わると思います。
ここに波の数え方の認識も足していきましょう。
今まで優秀な下落1波として見ていた場所は、もしかしたら上昇2波なのかもしれない、という見方が出来るようになるわけです。
そして上目線においては2波のトレンドラインを上抜ける3-1波が出てきています。
だからこそこのタイミングで切り上げライン(未来の上昇トレンドライン=起点と3波根本となるはずの場所を結ぶトレンドライン)が引けるわけです。
この切り上げラインが下抜かれた場合、この上目線のシナリオが崩壊するわけで、それはつまり下目線シナリオ進行が加速するというわけなのです。
ここからイメージしておくべき下目線シナリオはこうなります。
下目線での2波トレンドラインと切り上げラインが併用されているのが見えると思いますが、この斜線を下抜ける3-1波が出てくることがまずは必要になってきます。
2波のラス押しとトレンドラインを下抜く優秀な3-1波です。
これが出てから初めて下目線におけるエントリー準備が完了し、あとは3-2波でのリテストを待って3-3波に乗っていくという流れになるのです。
この場面ロングで狙えたかとなるならば、切り下げラインブレイクからのエントリーになったと思います。
この切り下げラインも色々な1波に掛かっています。
今回の記事の趣旨とは外れるので省略しますが、伝承記卒業生さんなら色々1波、3-1波が見えてるはずです。
併用できる切り下げラインってことですね。その切り下げラインブレイクが動き出しのきっかけとして有効です。
まとめ
ということで、1波が出たから重要ラインへのリテストを待ってエントリー、というトレードをやらないで!という話でした。
2波を待つ、2波が出たら切り上げ下げラインを引く、この2つの流れを待つことが出来ればマジでトレードの内容は変わると思います。
これをベースとしたトレードが出来るようになってから、じゃぁ1波の中で勝負してみようかとか、5波狙いでやってみようか、とか色々引き出しを増やしていけばいいと思います。
今回の話がよくわからなかったとか、もっと理解を深めたいと思ってもらえたら勝ちトレーダー養成所の伝承記へどうぞ。
ではでは。
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