FXで直近高安値で止まるケースと1波=3波を消化するケースはどう違うの?見ている波に注意しよう

どうも、モズです。

今回は伝承記参加者さんの質問を取り上げて紹介していきたいと思います。

1波が出た後の3波を狙ってあきチャンメーターを活用して利確ポイントを出していたのに、伸び切らずに1波高値で止められて逆行してしまったというケースに遭遇したことがあると思います。

1波=3波としてしっかり伸び切るのはどういう時なのか、何故直近高安値(1波の頂点)で止められてしまう場合があるのか、という内容について解説していきたいと思います。

全てのケースにこれが言えるとは限りませんが、考え方の一つとしてとても大事なことなので是非参考にされてください。

では行ってみましょう。

参加者さんの質問

今回の課題とは関係ありませんが、課題に合うところを探していたところ、よく私が失敗するケースがありましたので質問させていただきたいと思います。

エントリーと決済についてですが
①最終トレンドラインを抜けて高値更新したので押し目買いを待つ
②トレンドがついた戻りが入ったので切下げライン(画像青色)を引いて抜けを待つ
③抜けたトレンドラインがレジサポになり反発し、青の切下げラインを4波目で抜けたので戻りを待つ。
④戻りを待っていたところ三尊を形成したので黒丸のラス戻りを抜けたくらいでエントリー
⑤指値は緑の1波分のエネルギーを消化していないので3-3波という事で1波分のエネルギー&三尊のエネルギーもほぼ同じ位置なのでその少し下
⑥逆指は本来は2波の下だがRRが悪いので切り下げ下降トレンドの下(ピンクライン)
⑦その後順調に伸びるも直近高値で失速し損切。
⑧その後アップトレンドはまだ崩れていないのだが損切りした事とWトップで下落かもと目線に自信が持てなくなり、その後の上昇にエントリー出来ず。

逆指の位置が悪いのは分かっているのですが、この様なケースが多く悩んでおります。
このエントリーポイントはモズさんからみてダメなポイントなのでしょうか?
直近高値で止まるケースと1波のエネルギーを消化するケースに何か違いはあるのでしょうか?
モズさんはどの様に決済ポイントを決めているのでしょうか?

補足と解説

まず今回の質問内容をざっくりまとめると・・・

こんな感じの認識で、1波=3波の地点目指して乗ったのに伸び切らずに逆行してしまいますという話ですね。

非常によく出てくるパターンだと思いますし、かなり難しい場面だと思います。

解説もそれなりに難しくなってしまうので覚悟してご覧いただければと思います。

 

——-以下メール返信———

エントリーに繋げる考え方としては間違っていないですし、逆3尊を待ってからのエントリーというのも良いと思います。

ただ、基準として見ている1波は実は1波として見てはダメな波です。

言葉で表すのが難しいのですが、1波であって信頼度的には低い1波です。でも見ておくべき1波でもあります。

信頼度の高い1波というのは、大事な節目を抜いた波のことを指します。

ラス戻り、第一トレンドラインを抜けた波ということで一応1波ではあるんですが、最終トレンドラインに押さえられた波という事実は見ておく必要があります。

講座内で書いてる言葉で言えば優秀では無い1波です。

逆にその次の波(1波=3波達成できていない3波として見ている波)こそが大事な1波になってきます。

優秀では無い1波の高値、そして親波最終トレンドラインを”抜いた波”になってきます。

そこから2波を待ち、次に出るのは3-1波です。(添付1参照)この3-1波にしっかりトレンドラインを引いておいてください。

講座6巻目で書いてますが、3-1波が出てからはじめて切り上げ下げラインを使い分ける戦略が出来るようになって、その切り上げ下げライン抜きから出てくるのが3-3波で本命の波になってきます。

今回は1波の高値で抑えらえれてダブルトップのような形になっていますが、3-1波のトレンドライン(添付1のオレンジライン)を下抜く3-2波が出て、その時点で1波の高値から3-1波高値に対して切り下げラインを引いて待っておくわけです。

この3-2波が1波の中の3波根元を抜けないうちに切り下げラインを上抜いてきた場合に3-3波発動という流れになってきます。

今回のケースでは3-2波によって1波の中の3波根元が抜かれ、下落トレンドも発生し、大きなスイングでの下落2波目に繋がっていますよね。

この時点で上目線シナリオも少し崩れレンジになりやすい状態になってきます。

ただ、優秀な1波を発生させた上昇トレンドのラス押しはまだ下抜かれていないので大きな目線的には上目線で良いという状態です。(添付2参照)

 

添付3に書いたラインの間でレンジになりやすい相場が生まれてくるので、まずはこの上下のラインどちらかを抜けるまでは様子見、もしくはレンジトレードをやっていくといった流れになってきます。

 

添付4に書いたようにダブルボトムが見えているのでネックラインからレンジ上限までを狙って、抜けたら抜けたで再度押しから拾っていくといった感じですね。

 

比較的難しい場面なので講座を全部終えられてからもう一度この場面で復習されてみて欲しいんですが、とりあえず狙っていた所はあの場面でいえば3-1波だったということですね。

なので直近高値でとりあえず分割決済を入れるようなトレードになってきます。

抜けるかもしれないし、抜けないかもしれない場面では分割決済、建値損切に移行する感じになります。

しっかり大事な節目を抜けきった波を1波とするんだという意識を持って相場を見ていってみてください。

最終的には添付5のようなスイングイメージになるんだなといった感じで見られるようになると良いですね。

この辺が1巻目に書いたように、大小2つのスイングの組み合わせで見ていく必要があるということです。

 

まとめ

伝承記の2巻目課題の際に送ってきていただいた質問なので僕からの回答も「??」な部分が多いかもしれませんが、しっかりと最後まで講座を終えられると少しずつわかって来るかと思いますので頑張って進められてみてくださいね。

1波=3波を完成させにくるというのはしっかりとトレンドが出るということになります。

そういう相場状況が整っているのかどうかを一番簡単に見ることが出来るツールが移動平均線だったりもします。

今回の場面はあきらかにレンジ相場を表す形状になっていますよね。

この辺の情報も見つつ、これから大きく狙えるのかそうで無いのかを判断していくのもアリです。

そして「大事な節目を抜いた1波」の存在を大事にするということですね。

大事な節目やラインで止められた1波というのは弱いということを押さえておきましょう。

何か意味のある流れ(トレンドを作った、ラス押し戻りや最終トレンドラインを抜いた)こそが信頼できる1波になってきますから。

抜けたからこそ伸びる動きに繋がるわけです。

何を以て1波とするのか、というのはこのブログでもかなりたくさん解説してきましたが、あまり難しくは考えずにまずはシンプルにいきましょう。

大事な節目を抜けたから伸びる、大事な節目で止められたら伸びない。移動平均線が絡みあってる周りを価格がうろうろしている時はレンジ。

こうしたシンプルな考えの上で成り立つのがエントリーロジックですから。

まぁ実際に動いているチャートで色々判断していくのは難しいことではありますが、少しずつ慣れていきましょう。

ということで今回はこの辺で。ではでは。

 

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