どうも、モズです。
ご存知の方も多いと思いますが、ブログのトレード記事を読んで僕から学んでみたいと思っていただいた方に向けてちょっとした講座を用意しています。
伝承記という名前の講座なのですが、そこで僕が普段のトレードでやっている考え方の全てを体系的にまとめて解説しています。
ブログのトレード記事から最初に入ってこられた場合は「????」だったけど、伝承記で学んだあとに読むと理解出来た、という意見を卒業生さんからの感想で頂くので、あきチャン先生も知ってるし僕のブログをたまに見るけどイマイチ実戦で活かせないという方は是非参考にして頂ければと思います。
そんな伝承記の卒業生さんは僕からの永続サポートということで、実戦トレード後の添削をやっています。
たまにブログ記事で紹介していますね。
僕に送る前提でトレードをする、というのはかなり自分の中で制約を設けたトレードが出来るはずなので推奨しているのですが、今回はそんな卒業生さんから頂いた完璧トレードの紹介です。
僕が普段やってるトレードそのままの内容だったので、伝承記卒業すればこんなトレードが出来るようになるよって感じで見て頂ければと思います。(掲載許可頂いてます)
内容的には今週のAUDJPYのロングトレードです。
AUDJPYを観察していた方の参考にもなると思いますので、是非最後までご覧ください。
ではいってみましょう。
伝承記卒業生トレード
頂いたメール原文まま紹介します。
質問も同時に頂いているので、僕からの返信と一緒に紹介します。
いつもありがとうございます!!
今回はいい結果を報告できます⸜( ॑꒳ ॑ )⸝AUD/JPYです
各添付画像に考えを記入しているつもりですので、こちらの文章にはそれ以外のことを記したいと思います。
エントリーはロングです。日足での大まかな方向性をみて、その後4時間足での転換を確認し、2波押しの間は1時間足で細かく波を見て行ったイメージです。
その中で疑問というか、自分なりに迷った点があります。
一つ目は子波の2波押しの位置の予想なのですが、念の為裏チャネルを引いておいて(オレンジライン)そこまで落ちてくる可能性も視野に入れていたので、実際にエントリーする際まだ落ちるのではないか?と不安でした笑
コレは落ちたらしょうがない。と考えるべきでしょうか?それとも裏チャネルまで落ちる可能性が高いか低いか判断出来る方法はあるのでしょうか?二つ目ですが、損切り位置についてです。
確か伝承記では損切りは親波の節目に引いたラインから選ぶ。とあったと思います(違ってたらすみません)が、今回のチャートからすると自分では損切り判断に使えそうな節目が見当たらず、そうなると本来なら親波の終った安値(子波の始点とも言える)が損切り位置になるのかなと考えました。
しかし、そうするとリスクリワードが悪くなってしまったので、添付画像の位置に損切りラインを置くようにしました。この損切り位置で問題なかったでしょうか?
以上報告&質問となります。
お忙しい中大変恐縮ですが、また時間のある時に目を通していただけると幸いです。
トレードお疲れ様でした!
素晴らしいトレード内容ですね。
講座で書いてあること通りのお手本トレードなので、特に何も言うことがありませんw
質問内容の2波押しの予測についてですが、この予測に色々な考えを使うというのは良いことですし、最悪ここまで落ちてくるかも、という意識を持っておくのは大切です。
損切位置についてのコトと被るのですが、この節目を割ってきたらシナリオが崩れるという場所(今回損切を置かれている部分=1波の中のラス押し)がしっかりわかっていれば、これの手前でいつもの型が出たのであれば自信を持って乗っていってください。
損切位置はそこで正解です。
通常ブログでもよく書いていますが、1波の中の3波根元(ラス押し戻り)というのはその目線における最終防衛ラインとも言えます。
これが抜かれると逆目線シナリオが有効になってくるわけですからね。
水平線ブレイクはそのシナリオを濃くするためのもの、斜線はそのシナリオの推進力を働かせるためのもの、といったイメージでいるといいかもしれません。
ラス押し戻りの水平線ブレイクによってシナリオを形成し、そこからの斜線(切り上げ下げライン)ブレイクによって加速していくといった感じです。
裏当てなどで最悪ここまで戻してくるかも、といった場所が、自分のシナリオの中で割られてはいけないラインよりも先にあるのであれば、その損切は受け入れていく必要があります。
そういう意味でも、1波の中の3波根元(ラス押し戻り)というのは、その1波基準シナリオにおいて大事な役割を持つわけですね。
逆に言えば、その大事な節目まで近づいてきて(抜くことが出来ず)転回パターンが出現したのであればチャンスなわけです。
今回のようないつもの型であったり、ダブルボトムなどのパターンが出現しやすくなります。
ねらい目であり、注意すべきポイントでもあるというわけですね。
今回15分足で引かれている青ラインが、トレンドライン兼切り下げラインとして見られますが、そうした場面は大チャンスです。
なので今回は非常に良い所で乗れたといったわけですね。
僕が普段やっているトレードそのものです。
ナイストレードでした( `ー´)ノ
補足解説
という感じで特に付け足して言うことも無いのですが、今回の環境認識やエントリーポイントについて軽く解説していきます。
まず日足。
トレンドラインは割ってきてはいますが、上昇トレンドには変わりない状況で、小さなラス押しを下抜けることが出来ないまま押しトレンドのトレンドラインを上抜けて来たという状況です。
ここを4時間足で見るとこうなります。
4時間足の直近下落トレンドが、日足レベルで見ると「押し」の動きであり、そして小さなラス押しゾーンにサポートされた形です。
そしてこの「押し」トレンドのラス戻りを上抜けた段階の波を「1波」として見たわけです。
・トレンドを付けていること
・親波のトレンドラインを抜けていること
・親波のラス戻りを抜けていること
この3要素が含まれる優秀な1波です。
損切はこの下で合ってますか?という質問にあったように、この節目は大事な節目になってきます。
もしこの節目が割られた場合、下目線シナリオが濃厚になってくるからです。
つまり、今見ていた1波’(3-1波)は下目線2波かもしれない、というシナリオがあるわけですね。
この両目線のシナリオがある上で、どちらについていくかを決める要素が「切り上げ下げラインブレイク」になるわけです。
ちなみに本命の上目線シナリオではこんな感じで数えます。
この2つの波の見方が出来た上で、短期足で切り上げ下げラインを引いてタイミングを待ちます。
15分足ではここが3-1波になります。
画像デカいので、3-2波の部分を抜き出します。
ここで意識しないといけないのは、3-2波の下落トレンドの最中にはエントリーをしないということです。
まぁしてもいいんですが、勝率を上げるためには待ちましょう。
具体的には切り下げライン抜きまでです。
今回どこに、どのタイミングで切り下げラインを引けるようになるのかと言えば、3-2波のラス戻りを上抜く優秀な1波が出たらです。
波を細分化しすぎると意味わからなくなりますが、今回の数え方で言えば、3-3-1波といった感じでしょうか。まぁ1波で良いです。
この1波も先ほどと同様に、親波(3-2波)のラス戻りとトレンドラインを上抜く優秀な1波です。
この優秀な1波の後に親波の今まで抜いて来た節目に落ちてくるタイミングで切り下げラインを引いていくわけですが、今回はその切り下げラインと3-2波トレンドラインが併用できるようになっていますよね。
ということで、抜けからのエントリーでナイストレードに繋げられるわけですね。
良いトレードでした( `ー´)ノ
まとめ
ということで、僕の中でいつも理想としているトレードを卒業生さんがやってくれるといつも嬉しく思います。
この調子で頑張っていってください。
ついでなので軽くAUDJPYの展望をば。
直近ではここが4時間足レベル下落トレンドの3波根元になるので、ここが上抜けられるかどうかがまずは焦点になります。
今回のトレードで獲られた場面によって1波=3波が完成し、とりあえずエネルギーは消化済み状態です。
現在のトレンドラインは一旦割ってくるかもしれませんが、トレンドラインに反発して伸びていけるかもしれません。
4時間足の下落トレンド3波根元を抜くために、この1波の推進力が欲しいです。
ここが1波の中の3波根元になるわけですが、今の1波トレンドラインを下回る2波が出て、この1波の中の3波根元を抜かれることなく転回していけば、更に上に伸びていけると思います。
こうした形がスムーズに出来上がれば直近高値付近までは狙っていけそうです。
もしこのままトレンドライン反発で上昇してきた場合、エネルギーが足りずにダブルトップ転回という形にもつながりかねません。
日足ボリンジャーバンドは現在横ばい推移なので、レンジ移行も考えられるのであらゆる状況を想定した上でエントリーを仕掛けていけたら良いですね。
ということで今回はこの辺で。
来週も良いトレードを!
ではでは。
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