どうも、モズです。
今回はたまに記事で書いてる「含み損を抱えないトレード」についての解説を「チャネル戦略」メインでやってみようって感じの内容です。
2Dラインも使うので、「斜線」をメインに使った考え方って感じですね!
前回からの続きでドル円をやりたかったのですが、どう見てもユーロドルの方が形がよかったのでこちらを選びました。
何をもって形が良いと判断していたのか、チャネルを引いてどういう意図を持ったトレードをしていたのか。
その辺を参考にして貰えたらと思います。
エントリーパターンについてはいつもの「型」から入ってますので、やってることは結局いつも通りなんですが、それまでの過程をどう考えていくかってことですね(´ー`)
エントリーロジックだけ覚えても上手く使えてないよって方は、その「過程」をどう見ていくかがわかってないはずなので、色々取り入れてみてください。
では行ってみましょう。
目次
斜線内で行き来している通貨ペアを探そう!
相場というのは斜めに動いていくものなので、水平線だけで値動きを捉えられるものではありません。
斜めに動く価格を捉えるために、「斜線」というものが必ず必要になってきます。
なのでまずは一番大事な「トレンドライン」を引いておいて、そのトレンドラインを基軸とした「チャネルライン」「2Dライン」を引いてみてください。
トレンドラインがサポートなのであれば、チャネルや2Dラインはレジスタンスの役割を果たします。その逆もあります。
トレードの考えの基本として、「高い所で売って安い所で買う」というものがありますよね。
それは何も水平線だけで見られるものでは無く、斜線でも「高安」を見ることが出来るんです。
斜線だからって難しく考えず、斜線の向きに顔を傾けて水平線みたいにして見てください(´ー`)
そうやって高値圏のラインと安値圏のラインの中で綺麗に行き来している通貨ペアを探すことがまずは大事になってくるので、意識してみてみてくださいね。
言うまでも無く、斜線の高値圏と水平線の高値圏が被るようなゾーンは強力になってきます。
ということで、今回のネタになってユーロドルの日足を見て見ましょう。
水平線は気にせず、斜線だけ見ていってもらえたらと思います。
まずは底を支えるトレンドラインが今年の春先くらいから引けていて、これを底とするなら天井はどこだ?ってことで天井圏の2Dラインを上に引いていました。
そこに今年の8月くらいに到達してレンジを組んでいたって感じですね。
上のラインはチャネルでは無く、高値2Dラインとして見てみてください。
引いて無いですが、内側のトレンドラインは下抜けています。
①の高値を元に引いたラインに③でぶち当たり、短期トレンドラインを下抜け、これからまた②の底値を元に引いたライン(トレンドライン)を目指していくのではないかな?というザックリとした予想を立てることが出来ますね。
水平線の中だけで行き来するのではなく、斜線の中でもこうやって高安圏を行き来するようなイメージを持ってみてください。
では直近の4時間足まで拡大してみましょう。
上の画像でオレンジの斜線が引かれている部分ですね。
忘れてはいけないのは、上の日足の画像では下落の1波が出ているということです。
日足レベルでは、「大きな流れは上だけど2Dライン反発で下落1波が出た!」という状況を踏まえて直近の4時間足を見ていきます。
こちらも同様にまずはトレンドラインを引いておいて、今回はチャネルを引いています。
チャネルラインはそのN字トレンドの上限を見るためのモノって感じですね。
引き始めの場所が違うので、2Dラインとチャネルラインで区別して見てみてください。
親波の節目に当てるのが2Dラインで、小波に当てるのがチャネルって感じで覚えてみてくださいね。
使い方間違ってたらすいませんww
目線の決め方
さて、ここまでの日足と4時間足だけを見てどういったシナリオを立てられるでしょうか??
日足では下落の1波が出たと見ていましたよね。
でも4時間足では上昇トレンドになっています。
さぁ、どっちに付こうと思いますか??
そんな時僕はまず、強い1波のラス押し戻りがどこにあるかを見ていきます。
強いというのは時間軸的な意味で。
僕は日足4時間足の動きを基本にトレードを組み立てるので、まずは日足の下落の1波が出た!というのをこれからのトレードの基軸で見ていくことにしました。なのでこの1波の中の3波根元に注意します。
このラス戻りが上抜かれるまでは、この下落1波の影響を受けるだろうな!っていう見方をしていくわけです。
この視点がある上で先ほどの4時間足を見て見ると・・・
日足ラス戻りと小波チャネルの上限に接触したということで、なんだかここから転回して落ちてきそうですよね( `ー´)ノ
斜線だけで!なんて書いちゃってますが、こういう最低限の水平線は見る必要がありますw
まぁラインなんて斜めになってるか水平線かの違いで、引き始めの場所として何処を見ているかってのが大事です。
それは高値、安値、ラス押し戻り、3波根元。ここを起点に斜線と水平線を引いているだけです。
さて、ここまででわかったことが2つ。
①日足では下落の1波が出ているということ。
②4時間足では上昇トレンドが出ていて、これが日足下落1波の影響を受けた2波なのだとすれば、2波はチャネル上限と1波ラス戻りに当たって跳ね返ってきている状況だということ。
ここまでを理解した上で、更に見やすいように時間足を下げます。
短期足にすることで視えるものがある
新しいラインが出てきますが、まずは1時間足の素の画像をば。
上画像の左側から始まる上昇トレンドが何なのかと言えば、4時間足で見ていた3波になるであろう部分だったわけです。
この3波を支えるトレンドラインを下抜けて動いているという状況で、何が原因でトレンドラインを下抜けたのかと言えば、先ほども書いたように「日足下落1波のラス戻りと小波チャネル上限ラインからの抵抗を受けたから」なわけです。
こんな感じで、1時間足にすることで新たな下落1波の発生を見ることができました。
ここから先ほどと同じように見ていきます。
1波を構成する波を見てラス戻りがどこかを探すってやつですね。
目線の3波根元が抜かれないこと、これが大事でしたね。
そしてその前に引いておくべきラインがあります。
切り上げラインです。
ずっと画像には映ってますが、これは1波のトレンドラインが抜かれたタイミングで引いてみてください。
こんな感じですね。
切り上げラインとは何を見るためのモノだったでしょうか?
上昇の1波起点と3波起点を結ぶ、上昇トレンドライン候補生でしたよね。
つまり・・・
先ほど、1波のトレンドラインを抜かれたら切り上げラインを引く、と書きましたが、これは下目線での話であって、上目線で見れば2波のトレンドラインを抜いてきて3-1波が出たタイミングになるわけです。
きっと頭こんがらがってますよね!w
こうやって、両方の目線での波を同時に数えながら見ていく癖をつけてみてください。
「下目線で切り上げラインを引く」ということは、「上目線シナリオ崩壊」をきかっけにエントリーまで繋げられるようになるということなのです。
細かく波を見よう
ということで先ほどの場面に戻ります。
切り上げラインを下抜いて来たけど・・・?って感じですよね。
しっかり抜けきったのかと言えば微妙な気も・・・って感じだと思います。
そんな時に今の波をまた数えるわけです。
1波を見ようってコトです。
1波はトレンドライン、ラス押し抜きの波です。
手前の波の、トレンドラインとラス押しを下抜いて来た流れを1波としちゃいましょう!
1波の中でN字が出来上がっているのが望ましいです。
そうすれば、1波の中の3波根元が見えるわけですからね。
今回は微妙ですが、髭の部分でN字をとりました。
1波が出たら次は何処に戻ってくるでしょうか?
1波で抜いて来たラス押しです。
そのラス押しにラインを引いておきましょう。これだけはエントリー判断に使うので絶対に引いておきましょう。
黄色のラインで、実体とヒゲ先でラス押しゾーンを作りました。
この2本のラインがこれからレジスタンスとして機能していくはずです。
じゃぁこのラインにタッチした所で乗ったらどうなの?って話ですが、「1波のトレンドラインを抜ける2波を待つ」という決まり事を設けているので、これを待ちます。
1波のチャネルの下限に当たって戻ってきているので、ここから乗っていくのは尚早かなっていう判断です。
このまま一気に動くようなら縁がなかったという判断です。
早く乗りたくなる気持ちはわかりますが、「1波のトレンドラインを抜ける2波を待つ」というのを意識してやってみてください。
ポジポジ病から解放されて損切貧乏からも抜け出せるはずですので。
ということで、日付変わってこうなっていました。
しっかりと1波のトレンドラインを上抜いてきて、そしてラス押しゾーンに足を突っ込んできていますね。
緑のラインが増えていると思いますが、これは仮想チャネルになります。
自分は今からこの流れのN字をイメージして狙っていくんだ!という意識を持って、切り下げラインを基準にした仮想チャネル、仮想2Dラインを引いておきましょう。
フィボナッチも忘れずに!
ここまで書けばいつもの型に当てはめて見ていくことが出来るのでは無いでしょうか。
前にも出したこの画像の「型」です。
ここを狙おう!って書いてある部分が、丁度いまです。
更に短期足でエントリータイミングを計ろう
ここまで待てればいつ乗っても良いと思うのですが、短期足にしてチャネルを引いていくとまた同じようなことが起きているのが視えてきます。
ラス押しゾーンに足を突っ込んできたタイミングでやっとまともな上昇トレンドを付けて来たなって感じですね。
これこそが3-2波の発生です。
しっかりとトレンドラインを引いて、チャネルも引いておきましょう。
画像の価格が何にぶつかっているかを書いてみました。
これが、これ以上ない程の要素が合わさった最強のエントリーポイントの見つけ方です。
短期足しか見てないと、こんなこと考えて大負けしてしまいますからね。
ということでショートでエントリーを仕掛けます。
損切ラインは1波ラス戻りよりも上です。
先ほどから書いてますが、これが抜かれたら下目線シナリオ崩壊ですから。
「これが抜かれたら自分の狙うシナリオ崩壊」という節目になるべく引き付けた所からエントリーを仕掛けること。
これが損小利大トレードの基本です。
エントリー後
とりあえず直近安値にある50%までを狙う予定で見ていました。
一気に動いて3波出た!と思ったので逆指値を3波根元上に動かし、狙いも61.8上のチャネル付近まで狙うことにしました。
この後髭で一気に戻って来たので慌てて逆指値を元に戻しましたw
ということで無事に利確が出来ました。
チャネルとトレンドラインとフィボ61.8の交点部分にぶち当たったので、ここから先を狙うのは怖いですね(´ー`)
まとめ
ということで、画像内に映ってる青い水平線は週足レベルでずっと引いてあったやつなので気にせずやってたのですが、判断材料としてはほぼほぼ斜線だけの認識でトレードが出来るんだなというのがわかって貰えたでしょうか。
最後の3-2波ラス押しにはしっかり水平線を引きましたが、それ以外は大体斜線さえ引けていれば大事なことが見えてきます。
あとはスイング判断の練度でしょうか^^;
こればっかりは練習していくしかない部分だと思いますが、「大事な節目」がどこかってのを意識していればスイングも見えてきますし、その大事な節目からラインを引いていけば良いだけなので、結局は全部繋がっているんですよね。
その辺を如何にシンプルに視えるようになるかどうかが大事だと思うので、練習してみてください。
視えるようになりたい!って勉強熱心な方がいらっしゃれば、僕の作った「伝承記」を是非( `ー´)ノ
展望
記事を公開する現在はこんな感じになっています。
一旦大きく下髭を出したので、やはりここでショート決済、買い注文が多かったのでしょうね。
それにも関わらず更なら下落の勢いを見せています。
78.6付近まで捉えに来るかもしれませんが、最終トレンドラインが迫っているのでどうなるかな?って感じですね。
とりあえず水平線では親波3波根元を抜けてきているので、3波根元の2Dラインまで取りに行っているのかもしれません。
3波根元の2Dラインまで到達するということは最終トレンドライン、つまりは今動いていた上昇チャネルを下抜けてくることになるので、そうなってくると大きな下落に繋がってきそうです。
最終トレンドラインを抜け切れれば、画像内の赤線の底値ゾーンまで目指してくる形になるかもしれませんね。
まぁ米大統領選が控えているのでドル絡みは慎重に狙っていきたい所ですけど^^;
上の画像見ると、ラインもシンプルに必要最小限で引いているのがわかって貰えると思います。
その上で、僕がどんなスイングを見てどんなことを考えているかという「戦略的な部分」を画像内に書き込んでいます。
この戦略的な部分をどう頭の中で作っていくかというのをまとめたのが「伝承記」なので、興味のある方は是非ご参加下さいね!
ということで今回はこの辺で。
最後までありがとうございました!
後半戦も良いトレードを!
ではでは。
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